それにしても酷すぎるガイトナー財務長官


一難去ってまた一難 ・・・ 金融機関の信用回復に向けた動きが軌道に乗るのかな!? とマーケットは淡い期待を寄せてたところに、「いくつかの銀行は巨額の支援が必要になるだろう」。 さらに、株式相場に 「買われすぎ」 とガイトナー財務長官 ・・・ 金融システムの不安再燃に、もう一つの難題 “GMとクライスラー” の身の振り方に、オバマ大統領が最後通告!
そんなことがあっても、午前の東京市場では、期末要因とドル不足からドル円は買われ、ユーロ円もつられて買われたおかげで日経平均株価は底堅く推移。 ただ、午後になればこの動きが継続するか、分かりませんがね(?)
金融商品が引き起こした “百年に一度の津波” は、GMの “破綻” を誘発させそうにまできて、米自動車産業は崖っぷち ・・・ 売れないクルマを製造・販売してきた米自動車業界に同情する人は少ないかもしれませんが、日本の自動車部品メーカーも巻き込まれそうとなれば、米政府・GMの決断は海の向こうの他人事ではありませんよね。
「クライスラーは単独での生き残りが難しく、フィアットと世界的な提携について合意」(The Wall Street Journal/NikkeiNet)、そしてGMは 「破産法の活用で再建」 に傾きつつあるようなニュアンスの報道もあるけど、最悪の事態を事前に、日本ではその対応策が整ってるんでしょうかね(?)
GMの破産法適用が決まったわけじゃないけど、再建計画の全面見直しを “60日以内に” とオバマ大統領によってカウントダウン・ボタンが押され、株価・為替相場への影響も大いにありそう! 最悪の事態ともなれば、一時的には株式もドルも売られることになるんだろうけど ・・・ AIG、そしてGMのCEO辞任で、金融・製造の最大手は実質国営企業と化け始め、再建に向かう過程では “悪材料出尽くし” と “有事のドル買い” をもてはやすマーケットに変貌するかもよ(?)
いずれにしても、これから60日間はGMの動向次第と “?マーク” が付きまとい、アップダウンを繰り返す株式・為替相場で、気が早いですが大型連休はぶっ飛んじゃうかも(?)
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
    (28日17:00)  ⇒  (06:00)  ⇒  (11:00)
USDJPY = 96.16-19 ⇒  97.20-25 ⇒  98.10-15
EURJPY = 126.72-76 ⇒ 128.35-40 ⇒ 129.90-95
GBPJPY = 136.10-15 ⇒ 138.65-70 ⇒ 140.35-40
EURUSD = 1.3175-78 ⇒ 1.3195-00 ⇒ 1.3235-40
◇ 日経平均株価(11:00): 72.75↑0.88%の8,308.83円。 TOPIX: 0.84↑0.11%の790.38。


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