新基軸通貨「SDR」への道のりは…


先の金融サミットに前後して、話題になった “SDR” について日経ヴェリタスが分かりやすく解説してました。
まず “SDR” とは、「国際通貨基金(IMF)が準備資産として1969年に創設。 Special Drawing Rightsの略で、IMFは出資割合に応じて加盟国に疑似通貨SDRを配分し、外貨不足の国はSDRと引き換えにドルなどを入手できる。
SDRの価値はドル、ユーロ、円、ポンドの4通貨のバスケットで構成され、通貨の割合は貿易額や各国の外貨準備などに基づき5年ごとに見直す。次回の見直しは10年末。16日現在、1ドル=0.67SDR」
この聞き慣れなかった “SDR” は、すでにご存じのように、中国人民銀行(中央銀行)総裁が「私的エッセー」で唱えた “SDR基軸通貨構想” ・・・ 「昨年9月、日本を抜いて世界一の米国債保有国となった中国にとって、世界的な金融危機などによる価格下落リスク軽減のため、今は政府や国際機関の間でしか使えないSDRを、国際貿易や金融取引の決済手段にも使えるようにしようとするもの」
一方で、「人民銀は昨年末以降、韓国、香港、マレーシア、ベラルーシ、インドネシア、アルゼンチンの6カ国・地域と、緊急時に人民元を供給する通貨交換(スワップ)協定を結んだ。いずれも人民元を国外でも使えるようにする第一歩――」・・・ したたかに “SDR基軸通貨構想” の準備を進めてるように思われる人民銀ですが、中国に続く米国債保有国・日本には、次の新基軸通貨を巡ってどんな戦術があるんでしょうかね┐(´.`)┌?
さて、今週の為替相場の見通しで ・・・ 「日本の輸出減少で、製造業のドル売り/円買いは弱く、外国債券など外貨資産投資も消極的でドル買い/円売りへも進みづらく、円は “強弱” 材料が対立するなかで、IMFが予定する世界経済に関する報告発表(21日=不良資産額は?)、24日のG7財務相・中央銀行総裁会議+G20財務相会議の開催による金融当局者の発言に要注意」 というエコノミストのコメントが日経ヴェリタスに紹介されてました。 さらに、「ECBの利下げ観測で、当面ユーロに資金が流入する事態は考えにくい」とも ・・・ どんな一週間になるんでしょうネ!?

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