日経が巻き起こす当局「介入」の波紋


4/24付の日経新聞が報じ、そのあと各所で見られる金融庁の「証拠金倍率に上限方針」の波紋。 口火を切った日経は、今日も朝刊で続報を・・・
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―― 高倍率取引が主力の業者が公的な “介入” に反発しているほか、個人投資家の批判も強い。金融庁は市場健全化のため(投機の助長を防ぐ)に必要と説明するが、規制で市場が冷え込むことへの懸念も出ている。 多くの業者は個人投資家の間に定着しつつあるFX取引が急速に収縮してしまうことを警戒する。
4月からFX取引「くりっく365」の倍率を50倍から100倍に引き上げた東京金融取引所の斎藤社長も「慎重な議論が必要」と規制導入をけん制する ―― 金融危機に伴う昨年後半の急激な円高で、為替差損が膨らんだ個人投資家が証拠金を積み増せずに取引から手を引く事例が急増。 「くりっく365」の証拠金残高は昨年9月の1000億円程度から700億円程度に減った。 高倍率の短期取引などを中心に持ち直してきた矢先の規制論議に対するアレルギーは強い。
FX取引は円高時に円を売る “逆張り取引” が特徴で、これまで経済の混乱要因になる相場急変動を緩和する役割も担ってきた。 規制が実施されれば「個人の取引縮小で為替相場が荒れやすくなる」とのストラテジストの見方もある――。 (日経朝刊/一部抜粋)
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高倍率取引が投機を助長すると判断する金融当局は、5月中にも詳細を公表したい考えだそうですが、そもそも “投機” と思うところから論議はかみ合ってない気もしますが ・・・ 落としどころは “複数のレバレッジ商品” を提供する場合は良し、とすべきなのでは! 本来、数ある商品の中から投資家自らが選択すべきレバレッジであって、まさにこの問題は、トンチンカンな “FXへの介入” としか言いようがありませんネ┐(´.`)┌?


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