個人マネーがFXへ回帰はいいけど…


NY市場では、4月鉱工業生産、5月NY連銀景気指数、5月ミシガンU消費者信頼感指数はともに市場予想を上回ったものの、金融機関に格付けの引き下げの動きや週末要因で、NYダウは反落。
一方、ユーロ圏の1-3月期GDPは前期比2.5%減と市場予想以上の落ち込み、ドイツのGDPも東西統一後最大の減少幅に、ユーロ売り優勢。 その流れを引き継ぐように、NYでは円買い・ドル買いの中、ドル円は一時94.73。
そんなタイミングで、「外為市場、個人マネー回帰の兆し ―― 高金利の豪ドルや米ドルなど幅広く」 な~んていう見出しの記事が日経朝刊に掲載されてました。
「株価上昇で投資余力が回復し、個人マネーがFXに戻り始め、高金利のAUDやUSD、GBPなど幅広い通貨が買われている ―― 円高が進む場面での “逆張り取引” も復活。 ドルの買い持ち高は昨年7月以来の水準まで増加し、円高の加速を抑えている」(日経)・・・ もしも、これがマジなら、「市場テーマが “財政赤字・ドル不安” へ移りつつある」 といわれる中で、”売りから入れない” 投資スタイルを嘆きたくなるところ(>_<)  再び塩漬けポジションを抱え込まないことを祈るばかりです。
ただ、「円高防止という国策に協力するFX個人投資家」 の存在感が見直され、これが "FXは投機的" とする金融当局のマインドを修正へと動かし、レバレッジ規制などの監視強化を進める機運が弱まって、逆に不公平な課税制度の改善が先行してくれるといいのですがネ(^_^)v
◇.。・+゜゜+・。 NYK Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
    (15日17:00)  ⇒ (06:00)
USDJPY =  95.27-30 ⇒  95.15-20 (94.73~95.57)
EURJPY = 129.65-69 ⇒ 128.40-45
GBPJPY = 145.10-15 ⇒ 144.45-50
EURUSD = 1.3606-09 ⇒ 1.3490-95 (1.3461~1.3615)
◇ ダウ工業株30種平均終値: 62.68↓0.75%(8,268.64)。 ナスダック: 9.07↓0.54%(1,680.14)。 S&P500: 10.19↓1.14%(882.88)。 FTSE百種総合株価: 14.47↓0.33%(4,348.11)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近6月物終値: 56.34ドル/1バレルと反落。 金COMEX6月物終値: 931.3ドル/トロイオンスと続伸。


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