FXの投資コスト、上昇へ動き出す!?


「米証券取引委員会(SEC)ならば、パブコメを集めて分析したあと、もう一度、5人の委員が出席して公開の場で議論をし、最終的に委員の投票で規制を導入するかどうかを決める。
それに比べると、日本では金融庁の剛腕が目立つ印象 ―― (1)顧客保護 (2)業者のリスク管理 (3)過当投機(抑制)の観点からこの規制が必要だと繰り返しているだけ(*a)。 規制強化に伴う経済的なマイナスを分析したり、他の規制方法と有効性を比較したりしていれば、レバレッジ上限を米国などよりも下げる意義も理解されようが、現状では議論の過程が見えない」・・・ 日経ヴェリタスの記事(一部抜粋)です。
7月31日、金融庁のホームページ(*b)で、「想定元本の4%以上の証拠金の預託を受けずに業者が取引を行うことを禁止する (ただし、施行の日から起算して1年間は、証拠金率を2%とする経過措置を設ける)」 と、改正内閣府令(*c)を公表しましたが、『パブリックコメントには、709の団体・個人が意見を寄せ、そのうち9割は “投資家の自己責任で規制は不要” の反対意見だった』(07/31UPのBlog) にもかかわらず、パブリックコメントの結果発表と同時に法改正の公布(8/3)とは(+。+)、何のためのパブリックコメント募集だったのか? FX界の七不思議にノミネートしたいとこ! ・・・ ちなみに、規制に賛成といわれる日弁連の方々や当局関係者は、実際にFX取引して、”実感” あっての法制度なんですかね…┐(-_- )┌?

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さらに、「(1)高レバレッジで高速回転する投資家が消える分、市場の流動性低下から、金融機関(カバー先)が採算を考え、スプレッドを広げる可能性も。 (2)スプレッドは据え置いても、取引ごとに手数料を徴収する動きが出てくるかもしれない。
結局、投資家の実質コストが上昇し、これがまた取引の縮小を招きそうだ」(日経ヴェリタス/一部抜粋)・・・ こんな危惧もあながちマジに起こりうるかもよ┐(´.`)┌?
(*a) 金融庁長官記者会見(8/3)でも同様な質疑応答

http://www.fsa.go.jp/common/conference/com/2009b/20090803.html

(*b) パブリックコメントの結果等について

http://www.fsa.go.jp/news/21/syouken/20090731-6.html

(*c) 「平成21年8月3日(月)に公布、平成22年8月1日(日)から施行」


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