パンドラの箱を開けたのは…中央銀行?


「パンドラの箱を開けたのは、ギリシャ中央銀行」 ・・・ と 「ギリシャ危機」のきっかけを日経ヴェリタスが解説してました。
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ギリシャの国内銀行がECBのオペで調達した資金を元手に、ギリシャ国債をしこたま購入していたところに、ギリシャ中央銀行が国内銀行に対し、ECBが12月に実施する1年物の資金供給オペに、『積極的な応札は控えるように』 と勧告したことで、国債売りの引き金となったことが、ギリシャ危機の始まり。
為替リスクもなく、1%の低利で 「ECBキャリートレード」 を楽しむことができたのは、ギリシャばかりでなく、PIGS(ポルトガル、イタリアまたはアイルランド、ギリシャ、スペイン)も高収益をおう歌した。
日本にとって人ごとなのだろうか? ―― ギリシャの政府債務残高の対GDP比は120%。 この比率が200%をうかがう日本からみれば、まだかわいいもの。 また、(1)経常赤字の対GDP比が11%にのぼるギリシャと違って、日本は経常黒字国。 (2)国債全体の94%は国内勢が保有している。 (日経ヴェリタス/一部抜粋)
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“経常黒字国” であるがゆえに、日本はすぐにPIGSへ仲間入りすることはなさそうですが(?) ・・・ とはいえ、海外勢の保有比率が低い日本の国債には、バリューの問題があるんじゃないかな┐(´.`)┌?! また、「”新型オペ” で “BOJキャリートレード” ばかり膨らんだらどうなるか? ―― ギリシャの混乱は対岸の火事ではない」 っていう〆が気になって、政権交代のあった日本でも、いつかパンドラの箱が開いちゃうんじゃないか(?) 格下げリスクが漂うんじゃないか(?) と心配も┌(。>_<)┘

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[20日午前のBlog] ―― ドル円だけ見てちゃダメ!? ――
“怖いのはドル安ではない” ・・・ 「日本の貿易は輸出の5割、輸入の7割がドル決済」 なんだそうですが、それでも欧州や新興国への輸出入が年々増えるにしたがって、他通貨の為替リスクも大きくなってきてるそうです。 そんなトピックが日経ヴェリタスに掲載されてました。
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クボタは今期、為替変動の影響は対ドルでは80億円に対して、タイ・バーツなど他の通貨は180億円にもなる一方で、自動車部品メーカー日信工業は、「レアル高のメリットがドル安の悪影響を上回る」――
インドのジェネリック医薬品大手ランバクシーを買収した第一三共は業績が「ルピー連動」になり、ロシアのたばこ市場で37%のシェアを持つ日本たばこ産業(JT)はルーブル相場の影響を受け、セイコーエプソンやリコー、ソニーなどはドルよりユーロへの感応度が高い。
(日経ヴェリタス/「脱・ドルで見る 怖いのはドル安ではない」一部抜粋)
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企業業績に与える “為替変動” の影響も、ドル円相場だけでなく、また各企業ごとに注目すべき対象通貨が違ってきてるんですネ。 株式投資家もそんな視点で個別の株価動向をみると、FXが楽しく見えてくるかも(^_-)☆  また、FXトレーダーのクロス円をはじめとする他通貨取引への興味は、ますます高まるんでしょうね。 ・・・(略)


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