ドル円相場のクセ! アノマリー(3/3)


日経ヴェリタスの特集 「”アノマリー” の不思議」 は、面白かった! ・・・ 「合理的な根拠は乏しいが、不思議によく当たる変則的な値動きは、市場関係者がアノマリー(anomaly)と呼んで注目してきた ―― 投資行動を探る “行動ファイナンス” の研究対象だ」 というもの。
たとえば、「寅年は株の中長期投資の仕込み時」という説では、「寅年は米中間選挙の年にあたり、日米とも株価は振るわないことが多い。 そして翌年(大統領選の前年)と2年後(大統領選の年)は株価が上がりやすい ―― 日本は3年に一度、(在庫循環の影響で)景気が弱くなる傾向があり、寅年は4年に一度の米中間選挙と、3年に一度の景気減速が重なる12年に1度の年なので、株価がさえない」
その他にも、「月や曜日、干支(えと)などを、”季節のアノマリー” ・ “カレンダー効果” と呼ばれる ―― 曜日によって成績が最も悪いのは月曜日。 “悪いニュースは週末に出やすい” という理屈 ・・・ また、長期金利の変動にアノマリーでは、4-6月に金利が年度のピークやボトムを付けやすくなっている。 暦を扱った相場格言も多く、”節分天井、彼岸底”」 ・・・ ただ、「アノマリーは常にあるわけではない ―― トレーダーや投資家が先手を打って立ち回ろうとする」
そして、ドル円相場のクセ! ・・・ 季節のアノマリーから、「国内企業や金融機関が、決算期末に向けて外貨を円に戻すから “3月は円高” ―― 米国では秋に株安が起きやすく “株安⇒ドル安” で、”秋は円高傾向” ―― 米企業の決算期末・12月末は、ドル高に進みやすい」
為替の変動率について、「大統領選の年は低い ―― 米政権は輸出業者の不利になるドル高にはできないが、ドル安に誘導すると海外からの投資資金が逃げ出し、株や債券が値下がりしてしまうので、為替を変動させたくない」
・・・ そして、〆のコメントは、「アノマリーをいたずらに信じるのは危険。 資産の多くはセオリーどおり分散・長期運用を心がけるべきだろう。 それでも資金の一部でアノマリー効果を追求するのは面白いかもしれない」 ・・・ なるほど、そんなFX取引も楽しいかもネ!

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◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.◇
    (26日17:00) ⇒ (27日07:00) ⇒ (07:01)
USDJPY = 89.33-35 ⇒ 88.90-95 ⇒ 88.85-90
EURJPY = 121.14-18 ⇒ 121.10-15 ⇒ 121.05-10
GBPJPY = 136.15-20 ⇒ 135.45-50 ⇒ 134.65-70
EURUSD = 1.3561-63 ⇒ 1.3625-30 ⇒ 1.3625-30


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