「リーマン・ショックの再演か!?」 と思われた先週の株式・為替相場でしたが、先週末にはEU・IMF・G7のギリシャに協調支援合意で、ひとまず不確実性リスクは一時的に “目隠し” ・・・ また、先の円相場の乱高下劇は、人為的・システム的なNYダウの暴落・そして切り返しにリンクしたものと、外為市場はとりあえず冷静を装ってる気も┐(´.`)┌?
反面、ギリシャは財政再建に向けた第一歩を踏み出したばかりのプロローグで、目先マーケットは「ユーロドルは1.2、ユーロ円は110円をターゲット」と、“ユーロ回避継続” という市場関係者の見方も(?)
それにしても、マーケットの学習効果を疑うような今回の株価急落劇について、日経ヴェリタスの「“1000分の5秒”取引に死角」 は興味深いものでした。
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(仮に)誤発注があったとして、なぜ(一時的に下げ幅は)1000ドル近くに達したのか? ―― やり玉に挙げられたのは「アルゴリズム取引」と呼ばれる高速自動取引システム。 コンピューターが株価や売買高などを瞬時に分析し、売買発注から注文受け付けの通知までわずか5ミリ(ミリは1000分の1)秒で済む。 株価が乱高下しないよう注文を細かく分割する手法で、「ミリセカンド(1000分の1秒)」の異名を持つ ―― 誤発注を未然に防ぐことは極めて難しい。
今回の株価急落局面でも、値動きに追随するアルゴリズム取引が大量の売り注文を瞬時に発動。 売りが加速度的に膨らんだとの見方が出ている。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)は一部の銘柄について取引を中断する「サーキッブレーカー」を一時的に発動したものの、ナスダック市場などでは同一銘柄の取引が継続された。 結果的に異常な値動きを抑制できず、緊急時の取引所間の連携にも課題を残し、当局による原因究明の過程では、誤発注の特定とともに、電子取引システムの信頼性も問われそうだ。
(日経ヴェリタス/一部抜粋)
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「1987年の “ブラックマンデー” もコンピューターによる自動取引が株価急落を招いた。 二十数年前の教訓は生かせず、過ちは繰り返された」 ・・・ つい最近、東証でも運用開始された高速取引システム、その運用は「大丈夫でしょうか!?」
ちなみに、不思議だった “取引無効” の対応については、「米国の証券取引所には、直近の取引と次の取引の成立価格が乖離した場合、約定価格を取り消せる規定がある」んだそうです。 値幅制限や呼び値のルールも無い外国為替市場では、ちょっと考えも付かない規定ですネ(б。б)☆゛
アルゴリズム取引にもスキあり!
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