サプライズなECB総裁の追加対策は?


欧州の財政問題が、南欧から東欧へ飛び火? ・・・ 4月に政権交代したハンガリーでも、前政権の 「粉飾(財政赤字のデータ改ざん)」発覚(?) がギリシャ危機とダブってしまって、通貨ユーロを導入していないハンガリーのこととはいえ、ユーロ圏の金融システムをさらに揺るがしかねないと、ユーロ急落。
・・・ 本来なら、米5月雇用統計の結果(民間部門の雇用者数は想定外の伸び悩み)を受け、売られるはずのドルは、「ハンガリー問題」 という “新たな欧州リスク” を材料に踏ん張りを見せた先週末のNY市場。
ユーロは基軸通貨になれなくても、シッカリと外為市場に材料を提供してる意味では “基軸” として存分に力を発揮(?) してるけど、さて、今週予定されるECB理事会(10日)でどんな追加対策のサプライズをトリシェECB総裁が用意してるか!(いないか?) ・・・ もちろん、ハンガリーには早いとこIMFの助けを借りて、財政再建策をマーケットへアピールしてほしいとこ! また、利回り上昇中のイタリアとスペインの債券相場もWatch out!
ところで、「外国人投資家の過去8年の売買動向を分析すると、内閣支持率が35%以上ならば日本株を買い越すことが多く、35%を割ると売り買いが交錯気味」 っていう気になるデータを、きょうの日経ヴェリタスが紹介してました。
なかには、小渕政権発足時(98年)のように 「支持率25%と最低の水準で始まりながら、任期中に日経平均株価を26.3%押し上げ、支持率も46%まで回復させた」 ってことも ・・・ 個人投資家にしてみれば、35%ぐらいの支持率(政治)はキープしてもらって、日本に海外マネーを招き入れてほしいな! ・・・ ちなみに、最新の菅さんへの支持率は62.4%(NNN/真相報道バンキシャ) ですって!

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[06日あさのBlog] ―― マネーは円へ! 気になる介入水準は… ――
今週スタートする菅内閣 ・・・ 民主党の代表選に 『円安論者』という触れ込みの菅さんが立候補した時こそ 「円売り」 は進行したものの、いざ新首相に指名された日のNY市場では 「円全面高」 へ舵を切った外為市場。
金融・経済に精通してるとは思えなかった菅さんが、財務相に就いた1月の会見では、つい 「為替水準」 にまで踏み込んだ異例の発言をしちゃったけど、(1)首相という立場になれば、(2)ましてやサービス精神旺盛だった鳩山さんが「発言」でコケた後釜とあっては、さすがにこれまでの 「円安誘導」 も 「金融緩和で日銀へプレッシャー」 でも自らの発信には慎重になって控えることでしょう。
国内では内閣が替わり、心理的に閉塞感や不透明感が一時的に縮小し、かすかに期待感が浮上するでしょうけど、欧州の財政危機への警戒感はそのまま。 そんなタイミングで、これまで 「財政健全化」 をアピールしてきた菅さんが首相になる通貨 “円” ともなれば、マーケットは好感の「円買い」先行というシナリオが最もシックリいきそう。
皮肉にも、マネーは円へ! となりそうな今週だけど ・・・ こう仮定するならば、想いは「円安容認派」でも、首相の立場でスンナリ「円高阻止」と口先介入できないとなれば、イラ菅の復活劇には期待できるかも(?) ・・・ ってことで、個人投資家にとって最も気になる 「口先介入」のレベルは、菅さんがいら立った時かな(*’-^)☆


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