ちょっと気になった「介入限界説」


前日のNY市場で 「ユーロ/スイス」 は最安値を更新したけど、質への逃避で買われる消極的な “円買い” 同様にスイスフラン(SFr)も買い進められる流れのなかで、スイス国立銀行(SNB)が断続的に「SFr売り」で市場介入しても効果なし\(+×+)/ ・・・ 介入にも限界がみえたことをいいことに、さらなる「SFr買いを誘発」 っていう最悪のパターにSNBは陥ってるっていう見方。
「スイスフランに年金などリアルマネーとみられる買いが入っている ―― 欧州周辺国の債券の持ち高を減らし、信用度が高いスイス資産に投資し、さらに為替差益も期待できる “一石二鳥” の投資対象 ―― “きり” の良い大台ぐらいしか節目もない」(日経)
・・・ 上昇ペースが緩やかになるだけで、さらなるSFr高を予想する見方もあって、つれて 「円高・ドル高」 っていうシナリオも気になったとこだけど、このSNBの苦悩をみては、日本の金融当局はまず 「市場介入」 っていう発想は浮かんでこないでしょうネ!┐(´.`)┌
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.◇
     (08日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (14:00)
USDJPY = 91.70-73 ⇒ 91.40-45 ⇒ 91.45-50
EURJPY = 109.60-64 ⇒ 109.45-50 ⇒ 109.20-25
GBPJPY = 132.95-00 ⇒ 132.25-30 ⇒ 131.95-00
EURUSD = 1.1950-53 ⇒ 1.1970-75 ⇒ 1.1935-40
◇ 日経平均株価(13:55): 139.20↓1.46%の9,398.74円。 TOPIX: 10.42↓1.21%の847.91。

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[09日午前のBlog] ―― じゃあ、日本は? ――
(略)・・・ マーケットはテーマを “財政問題” に絞ってるなか、前日、Fitchは「英国に財務赤字縮小を促すリポートを発表」(日経)したけど、『じゃあ、日本はどうか?』 ・・・
「かつて小渕内閣は、大幅な国債発行によって不況は乗り越えた。 国債の増発に国際的な批判も多く、格付け会社には日本の国債の格付けを引き下げるところもあったが、日本の国債は増加しても信用度が低下することなく、しばらくすると格付けを引き上げた ―― ギリシャでは国際収支が赤字で、国全体が支出超過であり、EU諸国からの援助を必要としている。 これに対し、日本では民間の供給力が過剰であり、それが活用されないために税収が減り、国債を発行しているのである」(日経朝刊/「大機小機」一部抜粋)
・・・ こう聞くと「日本売り」はすぐにないって思うけど、少子化に直面してる日本にもいずれ財政破綻の日がやってくる懸念はあるわけで、うまくいくかはどうかは別にして、菅首相が表明した「財政再建を目指す」意気込みを、格付け会社もマーケットも好感するでしょうから、やっぱり一層の円高を予想しちゃうとこ。 ただ、円高と株価にも期待する「二兎を追う」わたし的には、何とも悩ましい日々ですが。


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