【決定版】「お粗末」が招いた円高劇♪


きょうの日経ヴェリタスを読んでみると、『83円まで進行した円高は、政府・日銀が自ら招いたもの!?』 っていう思いを強くしました。
マーケットが “催促した日銀の追加緩和” や “関心を寄せる通貨当局による円売り介入の決断” に対し、「円高がゆっくり進んだことで、日銀は判断を迷った ―― 2~3円の幅で一気に動いてくれれば、判断しやすいのに」(「放電塔」) っていう日銀と財務省の読み違いもあったようです。
そして、「市場との対話という意味でも、政府の対応もお粗末」 だったという 「8月10日が “無策と円高進行” の岐路」 をカレンダーにすると: 【8月】
01日 FXにレバレッジ上限50倍規制スタート
03日 Wall Street Journal「FRBがMBSの償還資金で再投資を検討」
04日 日本の10年物国債利回りが1%割れ
10日 菅首相は「月例経済報告関係閣僚会議」で基調判断を据え置き、長野県軽井沢町での静養に向かった
日銀も金融政策決定会合で景気判断も据え置き決定。 FRBが米国債購入拡大を決定、景気判断を下方修正
11日 15年ぶりに84.72円と円上昇
12日 菅首相は軽井沢から官房長官に電話で「動きが急すぎる」。“菅-白川会談”計画も漏れ、独立性を重んじる日銀は動きづらくなった
23日 菅首相と白川総裁が電話会談、会談カードを温存。 日経平均株価が年初来安値更新
24日 財務相がわざわざ開いた緊急記者会見で、「前日の首相と日銀総裁の電話協議への失望感を打ち消そうとしたけど、為替介入の可能性に口をつぐんだことで、かえって円の急騰を招いちゃった」―― 日経平均が9000円割れ、海外で95年6月以来の高値83.58円、対ユーロは01年7月以来の105.44円ワンタッチ
25日 “1ドル=83円台” にあわてた財務相は、「必要な時には適切な対応」と財務省幹部との申し合わせ通り介入を示唆。 日本の10年物国債利回りが0.9%割れ、7年ぶり低水準。米10年債が一時2.41%と1年7カ月ぶりの低水準
26日 民主党小沢前幹事長が党代表選に出馬表明で、菅首相は告示前の追加経済対策の基本方針決定を(当初の9月6日から)前倒しを表明
27日 日本の10年物国債利回りが1%台に戻す。 バーナンキFRB議長「景気見通しが悪化した場合は追加緩和の用意」
29日 訪米中の白川総裁が予定を1日早め帰国
30日 日銀は臨時金融政策決定会合を開催。政府は追加経済対策の基本方針を決定
(参考: 日経・日経ヴェリタス「司令塔不在いつまで、無策見透かされた首相」)
・・・ 8月初には86円半ばだったドル円も、先週末のNY終値は84.30-35。 ユーロ円も114円ちょうどから108.70-75 に進行した “円高” だけど、「この猛暑はいつまで?」 という挨拶同様に、しばらくこの “アツい円基調” は変わりそうもないですネ\(+×+)/

\FXCAFE®NET/ ・ \FXCAFE®JP/ ・ \FXSPOT®NET/ ・ \FXカフェ®談話室/

バナーワイド

TOPへ