通貨安競争は「ドル安」に軍配!?


米消費指標の悪化で、FRBに追加緩和する大義ができたという雰囲気がマーケットに漂って、ドル売り/円買いが進行してますネ(83.50~84.09)!  円売り介入を意識しながら動いてた投機筋も、足元のドル安基調を見越して、そろそろ本当の円高防衛ラインを試す動きに出るかもp(^^)q
さて、きょうの日銀短観から製造業の2010年度通期の想定為替レートが、現在のドル円水準から6円近く乖離する大甘の89.66円(下期=89.44円)だったことで、年度末決算に不安を残しちゃったけど ・・・ 短観というイベントも終わり、次の焦点は日銀による追加緩和のタイミング! 「3カ月後の先行きはマイナス1」と業況悪化の見通しから、10月に2回開催される決定会合(4-5日, 28日)のいずれか? それとも補正予算案の国会通過する11月?
そして、ドル円の強弱はというと、日米同時に観測されてる金融当局による追加緩和観測を考えると、マーケットに与えるインパクトからして “ドル安優勢” に軍配が上がりそう┐(´.`)┌ ・・・ そうなると為替介入が意識されそうで、やっぱりマーケットに達成感を味わいさせるためにも、80円割れ(円の最高値更新)か、追加緩和が実施されるまで 「介入は無い」 と思いたいとこ(^o^)/
ところで、今日唯一ここまでの為替相場の見どころといえば、オプション絡みやEU当局者の「アイルランドは財政支援の必要なし」発言などで、トントーンとユーロ買いが進行した夕方の2時間だけだったけど ・・・ さて、愛煙家のお仲間、いよいよあさってタバコが値上げされますネ! 瞬間的な税収増のために「買いだめ」で貢献しますか|( ̄3 ̄)|
╋╋ Tokyo/London Financial Market Summary ━━━━━━━━━ ╋╋
     (28日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (17:00) ⇒ (20:20)
USDJPY = 84.20-22 ⇒ 83.85-90 ⇒ 83.60-63 ⇒ 83.60-65
EURJPY = 112.86-90 ⇒ 113.90-95 ⇒ 113.81-85 ⇒ 113.80-85
GBPJPY = 132.95-00 ⇒ 132.45-50 ⇒ 132.25-30 ⇒ 131.90-95
EURUSD = 1.3404-06 ⇒ 1.3585-90 ⇒ 1.3611-14 ⇒ 1.3610-15
◇ AUDUSDは一時0.9727と08年7月以来の高値水準。
◇ 人民元は基準値となる中間値で1ドル=6.6936元と最高値更新。
◇ 日経平均株価終値: 63.62△0.67%の9,559.38円。 TOPIX: 4.32△0.51%の846.97。

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◇ ◆ ◇ ◆ ◇
[29日あさのBlog] ―― 短観で円は反応薄も…89.66円は甘い? ――
◆日銀短観(*)・・・
◇想定為替レート: 年度通期=1ドル=89.66円(前回6月=90.18円), 下期=89.44
◇大企業製造業業況判断DI: +8(市場予想+7), 6四半期連続で改善
◇3カ月後の先行き: -1と悪化の見通し
◇大企業非製造業業況判断DI: +2(同-2)
◇大企業設備投資: +2.4%(同+3.0%)
◇大企業全産業の経常利益: 前年度比+28.3%(前回+21.6%)
◇中小企業DI: 製造業-14, 非製造業-21
(*) http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/tk/tankan1.htm
・・・ 今回の短観で “回答基準日” は、為替介入前の9月7日だったことから、想定為替レートは 「相変わらず甘いな」 って感じ。  さて、短観の数字から日銀は “追加緩和” を決断するんでしょうかね?!
◆NY市場・・・
◇9月消費者信頼感指数が弱い数字⇒ 個人消費が低迷⇒ 景気回復ペース鈍化⇒ 追加金融緩和を連想⇒ ドル全面安(USDJPY=83.68~84.18)
◇ドルの代替資産・金は最高値更新


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