「外国為替平衡操作の実施状況（平成22年7～9月期）」（為替介入実績 / 財務省） から、“1日の介入額” として過去最大規模だった9月15日の円売り介入。 当日は：
（1）@10:26 ドル円は82.87ワンタッチ（95年5月31日以来の円高水準）
（2）@10:32 財務省・日銀が「円売り介入」
（3）@10:48 84円台（17:00時点には85.45-47）
・・・ちょうど時期的には 「9月の決算期末を控え、輸出企業の間で業績への懸念が広がり、ほぼ一本調子の円高に悲鳴を上げていたころ」（日経） の実施だったとはいえ、マーケット的にはサプライズな介入でしたよネ(*’-^)☆
それから介入前の円高水準にまで戻ったのが10月6日（82.75@NY） と3週間も道草を食ったけど、その後は11月1日の80.21ワンタッチまで順調（?）に 「ドル売り・円買い」 で推移 ・・・ 6年半ぶりの介入には、各国から非難する声が挙がったこともあって、“伝家の宝刀” を抜いたのは 「1回だけ」 だったんだろうけど、それにしても9月15日以降、何かとことあるごとに介入の「噂」も流されて、マーケットは半信半疑に(〇ο〇)
結局は 「日本の為替介入は円高基調を反転させる効果を発揮できず」、やっぱり巨大マーケットを力ずくで、しかも単独で為替トレンドをひっくり返すのは無理ってことは、財務相も身をもって知ったことでしょう(ゝεゝ)

◇　◆　◇　◆　◇
[08日あさのBlog]　―― 「介入実績」実施は結局「一日」! ――
（略）・・・ 6年半ぶりに実施された9月15日の 「市場介入」 以来、マーケットが気にしてた “介入実績”(*) は、結局 「一日だけだった」 っていう事が明らかに@08:50p(^^)q
◇実施日　： 平成22年9月15日
◇金　額　： 2兆1,249億円
◇売買通貨： 米ドル買い・日本円売り
・・・ また、10月末の外貨準備高は、1,118,121百万ドル（9月末比 ＋8,530百万ドル）。　ちなみに、10月の外国為替平衡操作額は “ゼロ円” と、すでに10月29日の「外国為替平衡操作の実施状況」で財務省が公表済み ・・・ これで胸の奥につかえてた疑問が解かれた!　 やっぱ、情報公開って大切ですネ(^_-)☆
(*) 財務省ホームページ「外国為替平衡操作の実施状況（平成22年7～9月期）」
: http://www.mof.go.jp/feio/2207_09.htm