反転を狙った「介入」でない!


G7財務相・中央銀行総裁(電話)会議で「円売り協調介入」の合意を受け、欧米市場でもBOEやECB, FRBなどが対ポンドやユーロ、ドルで円売り介入を実施! ・・・ ただ、原発事故や北アフリカ・中東情勢は不透明のうえ、週末の持ち高調整もあって、円買いの根強さも目立ったNY市場。
産油国・リビアの即時停戦発表もあって、債券は売られ・長期利回り上昇、株価は続伸。 中国の預金準備率引き上げ発表で、「中国の景気減速⇒原油需要後退」との連想で原油価格は反落も、不安定な為替相場に金(GOLD)は続伸。
さて、円相場の安定化で、日本経済を援護射撃する姿勢を見せたG7の金融当局 ・・・ リーマン・ショックでもギリシャ危機でも “協調介入” を渋ったG7も、00年9月にユーロ安防衛のために「ユーロ買い」して以来の協調介入を実施。 それ以前では、95年1月の阪神・淡路大震災後、7月の協調介入(七夕介入)。
・・・ 今回の介入は、あくまでサーキットブレーカー的な「協調」であって、円高トレンドの反転を狙った「介入」でないだけに、ドル円は目先、80円ちょうどを意識して推移するのかな(?)
また、「G7財務大臣・中央銀行総裁の声明 2011年3月18日」(*) の 「日本当局からの要請に基づき、米国、英国、カナダ当局及び欧州中央銀行は、2011年3月18日に、日本とともに為替市場における協調介入に参加する――」・・・ この “18日” だけ協調するとも読める各国の本音が気になりますネ!
(*) http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/g7_230318.htm
╋╋ NYK Financial Market Summary ━━━ ╋╋
     (18日17:00) ⇒ (06:00)
USDJPY = 81.69-71 ⇒ 80.55-60 (80.52~81.76)
EURJPY = 114.77-81 ⇒ 114.30-35
GBPJPY = 131.55-60 ⇒ 130.85-90
EURUSD = 1.4049-51 ⇒ 1.4180-85 (1.4122~85)
◇ ダウ工業株30種平均終値: 83.93△0.71%(11,858.52)。 ナスダック: 7.62△0.29%(2,643.67)。 S&P500: 5.48△0.43%(1,279.20)。 FTSE百種総合株価: 22.02△0.39%(5,718.13)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近04月物終値: 101.07ドル/バレルと反落。 金COMEX04月物終値: 1416.1ドル/tozと続伸。

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