やり過ぎた! 「瞬時の急落」


きょうの日経ヴェリタスの特集は、「オーバーシュート」(overshoot=行き過ぎ) ・・・ 17日早朝の対ドルで円の “最高値更新”劇について、その瞬間と背景、金融当局の対応を解説してました。
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ドル円はわずか30分ほどの間に、1ドル=80円近くから76円台へと駆け上がった ―― 「フラッシュ・クラッシュを見てるようだ」(米ヘッジファンド) 昨年5月、NYダウが一時1000ドル近く下げた 「一瞬の急落」 を思わせた。
超円高の予兆はその前日、15日のロンドン市場であった。 インターバンク市場のLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)で、円金利が急に上昇。 「円資金が足りなくなるのでは」銀行担当者はささやきあった。
日本の株式市場が 「ブラックスワン」(黒い白鳥、めったに起きない現象)に翻弄されたのは15日昼過ぎ。きっかけは、福島原発で「放射性物質漏洩の危険が高まっている」と述べた菅首相の記者会見。日経平均先物は40分間で1000円近く暴落、一時8000円を割り込んだ。
―― そしてG7が動いた。 10年半ぶりの協調介入となる円売り介入に踏み切り、市場の混乱の連鎖を阻止するという強いメッセージを送った。 (日経ヴェリタス/一部抜粋)
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また、“協調介入” について、「日本の投資家が外貨建て資産の投売り」 を危惧した日米欧の金融当局は、『負の悪循環、遮断に動いたG7』・『G7異例の日時通告介入』(日経ヴェリタスの見出し)
・・・ 「財務省は、『保険金支払いなどを目的とした外貨建て資産の売却は起きていない』と指摘。ならば、金融機関や機関投資家から聞き取りを実施して、その実態を公表してはどうだろう。不安心理の沈静に役立つのでは――」 とのコメントは、まったくです!
ところで、週末になって、産油国・リビアに米英仏の多国籍軍が空爆(91年の湾岸戦争以来)と “軍事介入” ・・・ 日本では、次元を超えた震災被害・原発事故は、収束の目途が立たず、あすは日本が3連休で休場なだけに、薄いマーケットで再び “overshoot/flash crash/black swan” が見られなければいいですネ!

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