豪ドルリードで円軟調!でも「大丈夫」…


大型連休谷間(?)の今日の東京市場は、「国内輸入企業や機関投資家などの外貨買い手当ての思惑や、前日の反動調整」(日経)、そしてRBAの四半期金融政策報告(*)で、「ある時点でより高い金利が必要」との見通しに、オージーがリード(追加利上げを意識)して、円の売り戻しが優勢ですね。
(*) http://www.rba.gov.au/publications/smp/2011/may/html/index.html
さて、やっぱり前日の主役は役者・トリシェECB総裁でしたネ! ・・・ 一部で予想したほどインフレ警戒的でなく、しかも次回の利上げを示唆する発言もなく、ユーロ一人負けの様相を見せた前日の欧米市場。
さらに、それより前に英・ドイツの経済指標や米週間新規失業保険申請件数が市場予想よりも弱く、協調介入(3/18)以来の79円台に再会できたドル円(79.57~80.35)! ・・・ ちょっと予想よりも早かったけど、その分、次のステージ戦略がとりやすかったですネ。
さて、「質への逃避」 が意識された前日の欧米市場・・・
◇財務相(@ハノイ)は円高進行について、「3月18日の(協調介入)時とは違う」と述べ、介入警戒感が後退
◇トリシェECB総裁は予想したほどインフレ警戒的でなく、来月の追加利上げ観測も後退
◇株式・商品相場(原油・GOLD)がリスク回避と目先の利益を確定で大幅に下落
◇米国の景気・雇用回復の鈍化が意識され、長期利回りが低下
・・・ ただ、ユーロを下支える要因に欧州のインフレ懸念は健在。 前日の展開は、いいユーロ買い持ちの解消になったのでは! 
そして、一連のユーロ売りのきっかけになったのは、数日前の「銀」先物取引で、証拠金の引き上げ発表にあった気も ・・・ 31年ぶりの高値圏に上昇していた銀の過熱感を抑制するための規制が、リスク商品全体の買い意欲を抑制しちゃって、ユーロに調整局面(1.4510~1.4845)をもたらした感じ。
ちなみに予告ですが、米雇用統計がらみで今夕Blog予定の「今夜のシナリオ」もお楽しみにネ!
╋╋ Tokyo Financial Market Summary ━━━━━━━ ╋╋
     (05日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (11:38)
USDJPY = 80.25-30 ⇒ 80.05-10 ⇒ 80.45-50
EURJPY = 119.45-50 ⇒ 116.40-45 ⇒ 117.20-25
GBPJPY = 132.65-70 ⇒ 131.20-25 ⇒ 132.00-05
EURUSD = 1.4880-85 ⇒ 1.4535-40 ⇒ 1.4565-70
(一部修正)
◇ 日経平均株価(11:00): 181.59▼1.82%の9,822.61円、再び1万円台から陥落。 TOPIX: 11.00▼1.27%の854.55。

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◇ ダウ工業株30種平均終値: 139.41▼1.10%(12,584.17)。 ナスダック: 13.51▼0.48%(2,814.72)。 S&P500: 12.22▼0.91%(1,335.10)。 FTSE百種総合株価: 64.09▼1.07%(5,919.98)。
◇ ユーロドルの下落で、ドル建てで取引される原油の割安感が薄れ、8.6%安と下落率は09年4月以来の大きさ。ドルの代替投資先・金も続落。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近06月物終値: 99.80ドル/バレルと続落。 金COMEX06月物終値: 1481.4ドル/tozと続落。


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