混迷の日本の政治の隙を突くような、仕掛けっぽい円売りがみられる東京外為市場 ・・・ オーストラリアの景気拡大を見通すリポートに、オージー買いがリードして「ドル売り・円売り」に傾いてたところで、 10:30 4月貿易収支は＋AUD15.97億（市場予想＋AUD20億） / 4月小売売上高は前月比＋1.1％（同＋0.4％）・・・ オージー買い先行も重そう!?
さて、今日の注目イベントは、国内的には、なんてったって “内閣不信任決議” の行方!　午後2時半前後といわれる採決で、「可決」なら政局の不透明感解消で、円買い先行!（?）　さらに目先、内閣総辞職なら円買いは加速!（?） っていうシナリオは、あまりにオーソドックスすぎですかネ。
・・・ でも、逆の結果なら、反対の動き?!　まさか、スルーっていうマーケット反応は、ないですよね┐(´.｀)┌　何よりも安定した政治で、大震災の復旧・復興＋原発事故の早期解決＋迅速な被災者支援、もちろん「デフレ脱却」＋「税と社会保障の一体改革」で財政再建の道筋を立ててほしいな!
【追記】@12:16 「菅首相　退陣の意向を表明」（NHK） っていうテロップが流れましたネ。 ただし、「一定のめどがついたら」 という尾ひれが付くんだけど、時期を巡って謎を残しましたネ。 そしてこれで、“内閣不信任決議” は「否決」の流れですか…?　ちなみに、マーケットはこの表明に無反応(>_<)
17:30 5月PMI建設業
21:30 週間新規失業保険申請件数 / Q1非農業部門労働生産性
23:00 4月製造業受注指数
23:30 週間石油在庫統計
ところで、欧州でも牙をむいたMoody’s ・・・ ギリシャの長期債務格付けを 『B1 ⇒ Caa1（投機的）』 と3段階の引き下げ!　 前日の東京市場では、ドイツ紙が 「IMFは6月末のギリシャ向け追加融資を実施しない――」と可能性を報じ、それに続くネガティブな材料に、ユーロは売り加速! ・・・ 「5年間でデフォルトの可能性50％」とまでいわれるギリシャで、現在・将来の国民生活にどんな影響があるんでしょうね?!
そしてドル円は、リビア情勢の緊迫化、米雇用情勢・製造業景況感の悪化(*)を受け、株価は大幅安、長期利回りは急低下し、円は堅調に推移 ・・・ 景気回復のペース鈍化に、「FRBの利上げ時期は “来年4月⇒12月” と後ずれ」との見方も出て、この先、円反発の局面が見られるかもネ!?
(*) 週末の雇用統計の先行指標・5月ADP全米雇用リポートで非農業部門雇用者数は前月比＋3.8万人（市場予想＋19万人）、5月ISM製造業景況感指数は53.5（同57）。 10年物国債利回り＝2.94％と前日比－0.12％。
╋╋　Tokyo Financial Market Summary　━━━━━ ╋╋
　　　　　(01日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (11:00)
USDJPY =　81.38-40 ⇒　81.90-95 ⇒　81.15-20
EURJPY = 117.33-37 ⇒ 115.95-00 ⇒ 116.55-60
GBPJPY = 134.10-15 ⇒ 132.20-25 ⇒ 132.65-70
EURUSD = 1.4417-19 ⇒ 1.4325-30 ⇒ 1.4355-60
（一部修正）
◇ 日経平均株価(11:00): 150.74▼1.55％の9,568.87円。 TOPIX: 13.93▼1.66％の825.48。

◇ ダウ工業株30種平均終値: 279.65▼2.22％(12,290.14)。 ナスダック: 66.11▼2.33％(2,769.19)。 S&P500: 30.65▼2.28％(1,314.55)。 FTSE百種総合株価: 61.38▼1.02％(5,928.61)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近07月物終値: 100.29ドル/バレルと反落。 金COMEX08月物終値: 1543.2ドル/tozと反発。