「本当かな?」お手盛りのストレステスト


「本当かな?」 な~んかスッキリしなかった欧州主要銀行への “ストレステスト” の結果! ・・・ “昨夏7行 ⇒ 今回8行” の不合格という結果で、金融システム不安の払しょく・危機回避につながるのか? わたしの中では “お手盛りのイベント” に過ぎなかった、と思えちゃいました。
「だって…」 1年前にBlogした数字(「ソブリンリスク」のすべて!)と比較してみると:
注目の3国のCDS保証料率(*)は:(7月14日)← [昨年7月1日]
・スペイン(3.22%)  ← [2.6%]
・ポルトガル(11.69%)← [3.1%]
・ギリシャ(25.98%) ← [9.1%]
∞∞∞∞∞∞ CDS保証料率 ∞∞∞∞∞∞
*1 *2   *3 *4
  ①  ノルウェー [0.3%]
  ②  フィンランド [0.3%]
1(3) ドイツ(0.41%) [0.4%]
2(1) 米国(0.49%) [0.4%]
3(2) カナダ(0.49%) [0.4%]
4(4) オーストラリア(0.58%) [0.6%]
5(6) 英国(0.61%) [0.7%]
6(7) フランス(0.80%)
7(8) 中国(0.84%) [0.9%]
8(9) 日本(0.91%) [1.0%]
9(5) サウジアラビア(0.95%)
10(10) 韓国(1.02%)
11(11) メキシコ(1.07%)
12(12) ブラジル(1.10%)
13(13) 南アフリカ(1.24%)
14(15) インドネシア(1.40%)
15(17) ロシア(1.41%) [2.1%]
16(14) イタリア(1.72%)
17(16) トルコ(1.74%)
18(18) アルゼンチン(5.86%) [10.0%]
*1=今年6月末, *2=昨年7月1日, *3=(今年6月末), *4=[昨年7月1日]
(参考・日経)
・・・ 担保価値が無いようなジャンク債を大量に抱え込んではずの銀行が、容易くパスできちゃったような査定に、どんな意味があったんだろう┐(-_- )┌  日本が行う 「原子力発電所の安全性が保たれるのかを確認する “ストレステスト”」 は、単なるイベント(デモンストレーション)で終わらせてほしくないですネ!
そして、2020年の夏のオリンピックに、東京が開催都市として立候補! ・・・ 「ガンバレ、日本!」 だけど、その他の立候補都市は、イタリア・ローマ、スペイン・マドリードっていうのが、国自体は共通して財政問題を抱えてるっていうのが、なんか意味深!?
ところで、大震災の復興財源として、噂があった「たばこ税や酒税の増税」・・・ これに野田財務相は、「『おやじ狩り』みたいなもので、こんなことやっていいのかという議論もある」(毎日jp)と慎重な姿勢を示唆したとか! 初めてこの財務相からまともな考え方を聞いた気がしますp(^^)q
(*) クレジット・デフォルト・スワップ(CDS: Credit default swap)= 債券などのデフォルト・リスクを取引する一種の保険商品。買い手は売り手に保証料を払い、債券発行体がデフォルトした場合に売り手から損失相当額を受け取る。信用力の指標として注目度は高いが、市場規模が小さく数値はぶれやすい。(日経)

\FXCAFE®NET/ ・ \FXCAFE®JP/ ・ \FXSPOT®NET/ ・ \FXカフェ®談話室/

バナーワイド

TOPへ