断続的介入の期間と規模!79.42はハプニング?


「79.42」@13:40過ぎ はハプニング? ・・・ SNB(スイス国立銀行)総裁も本邦財務相も、自国通貨が買われる状況に、「過大評価だ・一方的だ」 などと嘆き節をマーケットに発信してるけど、「じゃあ、どの通貨を買えっていうの?!」
「自国通貨(スイスや円)を売って、他の通貨を買って」 ということなんだろうけど、足元で買える通貨がないから、比較的安心して買える・保有できる通貨として、スイスや円が買われてるんでしょ。
“中央銀行” っていえば、「銀行の銀行」であり、「最後の貸し手」 ・・・ そして日本では、銀行券を発行する唯一の銀行。 そんな通貨の総元締めたちが、「自国通貨を買わないで!」 っていうのは、ちょっとおかしいですよネ。 逆に、誇らしく思わなきゃ!
さて、昨日の10:00AMから断続的に「円売り介入」してたと思われる政府・日銀だけど、直近の 「数日間にわたる断続的介入」 となると、2004年春まで遡ることに! どんなものだったかは、財務省のホームページ(*)を見れば一目瞭然。
・・・ 当時といえば、2003年3月からのイラク戦争に伴って円高が進行。 ドル円は121円(03年3月)⇒103円(04年3月)。 政府・日銀は断続的な円売り介入を実施!(2004年1-3月だけでも148,314億円を投入) ・・・ 今回のステージでは、どのくらいの期間・規模になるのかな?!
(*) 過去の介入実績全データ:(平成3年4月~平成23年6月期)

http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/feio/data.htm

╋╋ Tokyo Financial Market Summary ━━━━━ ╋╋
     (04日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (14:40)
USDJPY = 79.88-90 ⇒ 78.85-90 ⇒ 78.55-60
EURJPY = 113.91-95 ⇒ 111.15-20 ⇒ 110.95-00、一時111.95
GBPJPY = 130.67-72 ⇒ 128.20-25 ⇒ 127.85-90
EURUSD = 1.4260-62 ⇒ 1.4090-95 ⇒ 1.4110-15
◇ 日経平均株価(14:36): 384.66▼3.98%の9,274.52円。 TOPIX: 28.76▼3.48%の797.60。

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◇ ◆ ◇ ◆ ◇
[05日昼のBlog] ―― 株価急落・円買い再開! 介入の「罪と罰」 ――
アジア株も大幅急落中┌(。>_<)┘ ・・・ 週末なのに気分がメイってきちゃいそう。 これで今夜の米7月雇用統計が悪化ともなれば、景気回復ペースの鈍化はいま以上に意識され、株価続落・円買い再開っていう景色が見えてきますネ!
「景気失速を懸念」 ・・・ 株式相場はフリーフォール! NYダウは512.76▼4.31%と大きな下げ幅を記録(株価水準は違うけど、ブラックマンデー当日とほぼ同じ幅)!  この底抜けた株価動向を日本の金融当局は想定して、昨日、先手の円売り介入したのかも(?)
この震源は、トリシェECB総裁 ・・・ 定例記者会見で示した 「景気失速を懸念」 のひと言。 きっと、「海外当局とコミュニケーション取っている」 と発言してる野田財務相は、トリシェ総裁からあらかじめ発言内容を聞いてたんでしょうネ。 だから、あわてて昨日というタイミングで不可解な行動を執ったんでしょうか(?)
もしも、世界的に景気減速感が高まれば、リスク回避の円買いは再び活発化するだろうし、そう仮定すると、本来は 『最小で最大の効果を狙う市場介入』 なのに、今回の断続的介入で投入する現ナマは、いったいどんな規模(*)になっちゃうんだろう!? ・・・ そして、ユーロ円を筆頭にクロス円でも見せる過度な動きを、金融当局はどう見てるのか?
・・・ 昨日の “思いつき介入” はマーケットをゆがめただけでなく、円売り介入で手にするドルで 「“AAA” から陥落しそうな米国債を買い増す日本」 っていう構図に、『政府・日銀の “罪と罰”』 っていうタイトルがピッタリ(?) かも。
(*) ちなみに、今年3月18日の介入額は6,925億円、2010年9月15日は21,249億円。

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