ギリシャのデフォルトの確率は高まりつつあるのか!? ・・・ マーケットが注視する肝心のギリシャ国内で、「退職金や年金のカットの恐れに、15・16日の2日間で公務員1万人が辞表を出した」（地元メディア/日経）
『なぜ財政再建は進まないのか?』 ・・・ 08年のリーマン・ショック時との違いで解説する記事を目にしました：
▼財政赤字国の国債を持つ銀行が多額の損失を出し、自己資本が不足する事態に、リーマン後のように銀行へ公的資金を注入できる財政余力のある国は限られる.
▼銀行の貸し渋りで実体経済が悪化しても財政出動を伴う景気対策は困難.
▼「財政」・「金融」・「景気」の安定を同時に達成しにくい「三重苦（トリレンマ）」に陥ってる.
（日経/一部抜粋）
ところで、注目されたEU財務相会合（16-17日）は閉幕したけど、“政治的パフォーマンス” とも揶揄されたガイトナー財務長官の参加で、「伝統的に米国の干渉を嫌うユーロ圏と米国の溝を浮き彫りにした」（?） って、目新しい成果を出すどころか、変な意見の隔たりが見られたとか┐(´.｀)┌
◆ガイトナー長官がEFSFの規模拡大を促したのに対し、ドイツ財務相は却下!
◆ドイツ財務相が（外国為替取引などに広く薄く課税する）金融取引課税（トービン税）へ賛同を求めたが、ガイトナー長官は反対!
◆ドイツ財務相は「米国も宿題をしなければならない」と（ユーロ圏より悪い）財政赤字・経常赤字を抱える米国に矛先を向けた!
（日経/一部抜粋）
・・・ いったい何のための会合だったのか┐(-_- )┌　金融危機は回避できるのか?　この続きは、G20財務相・中央銀行総裁会議（22日）へ! ってことで、週明けのあすはユーロ売りスタート?!
オマケ ・・・ 先のG7でガイトナー長官は、（ギリシャ債務問題で）「現時点でデフォルトを言うのはおかしい」 と発言してたようですね。 ギリシャ国内の市民の動きと掛け合わせると、“現場” はデフォルトを織り込みつつあるのかなあ＼(+×+)／