「ニッポン・クライシス」


祈りの日・東日本大震災 “3・11” からちょうど1年 ・・・ 忘れられないあの金曜日だけど、当日前後の為替相場の推移を振り返ってみると:

    (10日17:00) ⇒ (11日07:00) ⇒ (11日17:00) ⇒ (12日07:00) ⇒ (14日17:00)
USDJPY= 82.76-77 ⇒ 82.95-00 ⇒ 82.78-81 ⇒ 81.85-90 ⇒ 82.09-10
EURJPY= 114.46-50 ⇒ 114.50-55 ⇒ 114.32-36 ⇒ 113.90-95 ⇒ 114.41-45
GBPJPY= 133.70-75 ⇒ 133.25-30 ⇒ 133.70-75 ⇒ 131.70-75 ⇒ 131.70-75
EURUSD= 1.3830-31 ⇒ 1.3795-00 ⇒ 1.3808-10 ⇒ 1.3895-00 ⇒ 1.3937-38

… リビア情勢や欧州危機のまっさなかで、10日にはMoody’sがスペインを 「Aa1⇒Aa2」 へ格下げしたり、アジア各国中銀が自国通貨防衛のために 「ドル買い・自国通貨売り」 介入してる最中に起こったあの震災。

円は下落するどころか、14日早朝にはドル円は一時80.60ワンタッチ! ・・・ 95年の阪神大震災の 「“3カ月後” には1ドル=79.75円」 と当時の円最高値更新の記憶が円先高観を醸成し、さらに、震災に伴う保険金の支払いに備えて、損害保険会社が 「米国債売却 ⇒ 資金の本国送金(リパトリエーション)⇒ 円高」 のシナリオが浮上!

「10日⇒11日⇒14日」の日経平均株価は: ▼1.46%⇒▼1.72%⇒▼6.18% … 株価は素直(?)に反応して、週明け14日には1日で時価総額が23兆円減少し、1万円の大台を割れ!

そして、1年が経とうとしてた先週末のドル円は82円台(82.65)と昨年4月以来の円安水準、日経平均株価は一時7カ月ぶりに1万円の大台を超え! ・・・ マーケットはまるで1年前に戻って、振り出しに! あらためて日本の復興も相場も再スタートって感じ┐(´.`)┌


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