“ESM”…スペインが牛耳る為替相場かな?


「『するかしないか』 ではなく、『いつ』 の問題」(GS/日経ヴェリタス) ・・・ 財政支援要請に 「煮え切らないスペイン首相の姿勢」 は、“条件闘争”(ゆるい条件での支援) に躍起になってるとしか思えないけど、それでも “いつ” に備えて発足したESM(European Stability Mechanism=欧州安定メカニズム)について、日経ヴェリタスがその概要を解説してくれてました!

欧州の “防火壁” ESMの資金規模
・STEP1 2000億ユーロの資金規模でスタート
・STEP2 4000億ユーロに拡大(2013年)
・STEP3 5000億ユーロに拡大(2014年)

ESMへの出資比率
27%(ドイツ)、20%(フランス)、18%(イタリア)、12%(スペイン)、6%(オランダ)、4%(ベルギー)、13%(その他)

ESMが抱える火種
(>_<) 機動性に問題も
………… 出資国の全員一致が原則として必要に
(>_<) 景気悪化を招く恐れ
………… 資金支援では財政再建に厳しい条件をつけることも
(>_<) 問題国の債権を保有する投資家に悪影響も
………… EMSには(IMFに次ぐ))他の債権よりも高い優先度を設定
(>_<) 銀行支援も財政悪化要因に
………… 当面は支援を政府向けに絞る。政府債務が拡大する恐れ

・・・ スペインやイタリアが “ESMの大株主” っていうのが摩訶不思議だけど、「牛歩戦術」 に出てるスペイン首相も、いよいよ決断か!? と期待(?) それとも “ブラックマンデー”(から25年・19日) 再来の材料にもなりかねないスペイン地方選挙(21日) を来週末に控え、今週前半は米地区連銀総裁の講演と米企業決算結果、そして後半はEU首脳会議(18-19日)とスペイン情勢が牛耳る為替相場になるのかな!?


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