「 円高容認!」?


一体全体、中央銀行は舵取りする金融政策を、何を見て・感じ取って変更・決定してるんだろう? ・・・ ついつい、マーケット・プレッシャー(催促相場)に応えるため、そして為替誘導と株価対策、さらには各国・地域の中央銀行間の緩和競争で競り勝つために政策変更が行われてるように思えてきた(; ̄O ̄)

もちろん、世界的な景気減速、そして原油安がベースにあって、リスク回避やオイルマネーの移動がもたらした、ここ最近のトレンドになってる過度な為替変動と株安を食い止めるための追加緩和スパイラルだけど・・・

でも、どんなに大胆な緩和拡大策が金融政策決定会合からアナウンスされても、マーケットは満額回答を得るまでは、とことん中央銀行に憶測や観測でプレッシャーをかけ続けるいつもながらの中央銀行とマーケットの綱引き相場が展開されるばかり(>_<)

先週のECB理事会あと、ドラギ総裁はこの先の追加利下げは考えてないと発言したのは、ある意味で最悪時は近いうちに脱すると思えたからこそで、マーケットは好意的に景気回復の兆しと受け止めてもよかったはず┐(-_- )┌

事実、米雇用環境は改善基調だし、株式(米株は年初来高値更新)・原油相場(昨年12月12月7日以来の高値水準)は回復の兆しを見せ始め、米10年物国債利回りは1月28日以来、2年物も1月8日以来の高水準にまで上昇、いったいマーケットが中央銀行に注文する完璧な金融政策ってなんなんだろう?! ・・・ もしもそれを追求していけば、きっと為替相場は固定相場になっちゃうでしょうネ!?

・・・ さて、なんでこんな書き出しになったかというと、きょうの日経ヴェリタスが1面トップで取り上げてた『もう中銀には頼れない ―― 勝者なき緩和競争 次の一手は』 と緩和スパイラルを占ってるような記事のせい(+。+)

日欧米の中央銀行トップが頭を抱え、打つ手なしと3氏が苦悩する掲載された姿の写真を見て、可哀想になってきた!・・・『ドラギ発言冷や水』と本音があだとなり、ユーロ相場が乱高下した先週。この調子で今週は、日米英のトップがやり玉にあげられる?

ちなみに、米『景気下振れリスク 輸出がカギ』とドル安をイエレンFRB議長に、『マイナス金利効果は短命?』とばかりに、頼るとこは『市場の期待は財政出動に』と矛先は今年のG7サミットの議長・安倍さんに(〇ο〇)

・・・ こうなってくると "円高容認" で5月の伊勢志摩サミットまで行くしかないのかな!? そしてそのあと、衆参同日選挙? に向けては官製相場の「円安・株高」へ? って、この先のシナリオを描くのがベスト・ピクチャーかもネ♪


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