イエレン、利上げに「新しい判断」?円高一服!


日経平均の下げ渋り(▼319 ⇒ ▼60)に、菅官房長官の「緊張感もって注視」発言もあって円高一服、ドル円は「106円前半 ⇒ 107.27」 ・・・ きょうの注目イベント、なんてったってのイエレンFRB議長の講演を前にした余興としては面白かった東京市場だったけど、安倍さんじゃないけど、イエレン議長も「新しい判断」で追加利上げに慎重になる?

・・・「”あと数カ月内” での利上げが適切」とイエレン議長は先の発言で “6月” とは言ってないとこがミソで、”6月利上げ” へ傾いてたマーケットの早とちりと、米5月雇用統計で非農業部門雇用者数の大コケをきっかけにした円高進行をアジャストさせるいいきっかけになるかも?!

ちなみに、早朝の「106.35」(5月4日以来の安値)タッチ、投機筋(@CME先物市場)が対ドルで円の買い持ち高を「△7万1870枚(4/19)⇒ △1万4837枚(5/31)」まで減らしてた、過剰反動? ・・・「ゴールドマン・サックスは35%としていた6月の利上げの確率を “0%” へ修正」(日経)ですって!

ところで、先週末の米5月雇用統計の結果を受けての円急伸劇と、6月23日の英EU離脱の是非を問う国民投票を控え、際立つポンド続落(GBPJPY=4月18日以来の安値「152.96」ワンタッチ)にかかる気になる日経朝刊の2つの記事:

・『英のEU離脱問題で「FX、相場急変も」、各社、顧客に注意喚起
「英ポンドを中心に円も含めた相場が大きく動いて思わぬ損失を出す可能性があるため ―― 異例の早めの注意喚起に動いている ―― 提示する通貨の売値と買値の幅を23日に拡大する可能性があると表明」・・・ これって、なんかFX投資家へ過保護的な呼びかけにも!?

・『為替介入「避けるべき」、米財務長官、日本をけん制
「外国為替市場では円高圧力が高まっている。介入を巡る日米のさや当てが再燃する可能性もある」

・・・ 介入は「ドル円=100円割れ」までありえない! ってわたし的には思ってるけど、時たま “介入” をちらつかせて円高抑止効果を狙う当局の意図に便乗して、マーケットは利益確定や仕掛けのタイミングに有効活用してるから、円高進行のハシゴを外す介入絡みのトピックもヨシとしましょう♪

US 23:00 5月労働市場情勢指数(市場予想±0)
US 25:30 イエレンFRB議長が講演
US CN 戦略経済対話(~7日)… 円相場にも飛び火?

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┃ Current Tokyo-London Financial Market
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3日 06:00 ⇒ 17:00 ⇒ 4日 06:00 ⇒ 6日 17:00 ⇒ 18:40
USDJPY 108.87-92 108.74-76
(108.50~109.14)
106.55-60
(106.51~108.90)
107.18-19
(106.43~107.28)
 107.21-23
EURJPY 121.40-45 121.25-29 121.10-15 121.65-69  121.68-71
GBPJPY 157.01-06 156.90-95 154.67-72 154.55-60  154.74-79
EURUSD 1.1150-55 1.1150-52
(1.1143~58)
1.1367-72
(1.1145~1.1374)
1.1350-51
(1.1338~67)
 1.1346-49
 

◇日経平均株価終値: 62.20▼0.37%(16,580.03). TOPIX: 4.80▼0.36%(1,332.43). JPX400: 42.28▼0.35%(12,005.62).
◇ハンセン指数: 82.98△0.40%(21,030.22), 4月29日以来の高値. 上海総合指数: 4.58▼0.16%(2,934.10).


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