「2010年の投資テーマとなってるソブリンリスク」 に関連して、各国国債のCDS保証料率が日経ヴェリタスに掲載されてました。
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高リスク国の上位には:
1位ベネズエラ(13.9%)、2位アルゼンチン(10.0%)、3位ギリシャ(9.1%) … その他に、ドバイ(4.9%)、アイスランド(3.2%)、ポルトガル(3.1%)、UAE(3.0%)、スペイン(2.6%)、アイルランド(2.6%)、ロシア(2.1%)
―― 南米の保証料率が高いのは、国債がデフォルトした歴史を持つからだ。 南欧・東欧諸国で目立つのは、PIIGSなどGDP比の経常収支がマイナスの国が多い。
一方、低リスク国の上位には:
1位ノルウェー(0.3%)、2位フィンランド(0.3%)、3位米国(0.4%) … ドイツ(0.4%)、カナダ(0.4%)、シンガポール(0.5%)、オーストラリア(0.6%)、英国(0.7%)、中国(0.9%)、日本(1.0%)、マレーシア(1.1%)、イスラエル(1.2%)
―― 米国は経常赤字国ではあるが、世界中の投資マネーを集め、米国債に対する信頼があるため、保証料率は上がりにくい。 日本は財政赤字は膨らんでいるが、経常収支が黒字である点が、ソブリンリスクに見舞われた国と異なっている。
(7月1日時点/日経ヴェリタス・一部抜粋)
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ちなみに、この特集のタイトルは “CDSは危機のカナリア” ・・・ 「有毒ガスに敏感に反応するカナリアは、炭鉱で危険を感知するセンサーとして使われる。金融市場にカナリアがいるとすれば、それはCDSかもしれない」 というものでした。 また、「破綻直前1カ月前のリーマン・ブラザーズの保証料率が7%だった」 そうです。 カナリアが死んじゃう場面は見たくないですネ(>_<)
ただ、「取引するのは金融のプロ。 日本市場で取引するディーラーは20人ほどしかいない」 んですって(*'-^)☆ ・・・ そしてCDSは、FX同様にBIDとOFFERが提示され、「72-75」 なら 「72ベーシスポイント(0.72%)の保証料率で買い手(保証料を支払う側)、75は売り手(保証料を受け取る側)」 ・・・ CDSのことをもっと知りたい方のために、「J-CDS(東京金融取引所)」 http://www.j-cds.com/index.html が紹介されてました。
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