FX会社の勇断と投資家の自立


愛知県の選挙区選出の衆院議員が、自ら 「政治家に不向きだった」 と政界からの引退を表明・・・ニュースを聞いて、最近なかった潔さに感服。 外国為替証拠金取引会社のうち、数社でM&Aや撤退を模索していると小耳に挟み、これもまた立派な選択と感心してるところです。「生き残りを図る」手立てを尽くすことは大切なことです。でも、忘れがちですが、まだ余力のあるうちに 「撤退」・「方向転換」 という経営判断もあるはずです。 前総理がそうであったように、決断が遅くなるほど、計り知れない損失と内外に混乱を及ぼすことにつながります。早期の決断ほど、生産的だと思いません?
今日の「夕刊フジ」に、金融商品取引法の施行で 「広告から商品名姿消す」 など金融業界でテンヤワンヤしている様子が解説され、最後の締めに投資家へ向けた名文が ・・・ 「投資家保護といっても金融商品を選ぶ際の環境を整えているだけ。生半可な知識で高リスク商品に手を出し、“ヤケド” をした投資家の面倒までは見てくれない。金商法は、欧米より遅れているとされる日本の投資家に自立を促す法律でもある」 ・・・ 一人ひとりのニーズに適した金融商品を手にすることができるよう、”売る側” も “買う側” も商品説明の時間と手間を惜しまないことが、まずは欧米に近づく近道ですよネ!


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