原油高+資源国通貨高≒個人消費


“自民党が民主党に連立を打診” 何ていう速報が流れましたネ。まずは、来週の東京株式市場・外国為替市場は、さらに面白くなりそうです!
「原油の原価(油田の生産コスト)は、サウジアラビアなどで3~8ドル/1バレル、サハリン沖など気象条件の厳しい地域でも30ドル。現在の90ドル超の原油価格で、40~50ドルが投機資金の流入による押し上げ分で、BRICsなどの実需要因による上昇は10~20ドルとの見方。中東の地政学リスクなども現状では投機資金の買い材料にすぎず、原油が金融商品化した結果といえる」(2日・日経新聞朝刊/一部抜粋) ・・・ 興味深い分析です。原油高や貿易で膨らむ余剰マネーが、さらに原油市場へ流れ込む循環効果で原油高が続いてるようです。同様に、資源国通貨(AUD/CAN/GBP/ZAR)が買われるこの基調は、いつ止まるのか? BRICsなど新興国の経済成長に急ブレーキがかかったとき?
(ちょっと余談。。。) 羊頭狗肉=「ようとう・くにく」=「見掛けは立派だが、実質と一致しないこと」 の意味だそうですが、その四字熟語を実践してしまった食堂が。。。モスクワの大学寮内の中華店、羊の肉と偽って野良犬の肉を使っていた(BS-Asahi/2日)、というとんでもないもの・・・ どこかの国より、さらに強烈ですネ?
同じ日経新聞ですが、こちらは2日夕刊(金融商品Q&A)で、取引所為替証拠金取引(くりっく365)と店頭取引の違いが解説されてました。税制面でのメリット/デメリットは、申告分離課税が適用される/されない、というの点でもともと不公平感がありますが、「取引所は不招請勧誘が可能」 って本当ですか?
さて、米国はあさって4日未明(2AM)に夏時間から通常時間へと移行し、日本と米国東部との時差は「-14時間」になります。外国為替証拠金取引する個人投資家の皆さんは、翌5日の取引開始時間のチェックと、米国の主要経済指標の発表時間やロールオーバーによるスワップ金利の反映時間を間違わないようにしないとネ! World Clockをご使用の方は、米国時間の時計の針を1時間戻すこともお忘れなく。
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[ 次の注目は 「X’mas商戦」 ]
ここ数年、 「金利差」 に注目して賑わってきた株式・外国為替市場も、今年の夏以降は 「サブプライムローンの焦げ付き問題」 をきっかけに、「円キャリー取引の巻き戻し」 なる新テーマにあたふた。ちょうど日本deバブルが弾けたときのように、欧米の金融機関が抱える「サブプライムローン問題」による負債の全体像が未だ不透明で、「いったい誰が把握できているのか?」 と株価や外国為替相場は踊りっぱなし。
昨晩の原油価格とGOLDは、ちょっぴり調整気味に反落したものの、NYダウ(362.14↓)やナスダック(64.29↓)も一緒になって大幅下落。FRBによる「利下げ打ち止め感」 と 「シティグループ格下げ」 がキッカケだったようですが ・・・ これからは、そろそろ話題になりそうな “クリスマス商戦(他人のフトコロ)” の行方も気にしながら、株式・外国為替市場では “個人消費の演出” に神経質な取引が続きそうですネ。(小さな声で)私は週末deポジションをスクエア(square)に・し・ま・す。
貴金属店では最近、GOLDを「買う人」よりも「買い取って」もらうために来店する顧客が多いとか。 “金融商品取引” というと、「ちょっと?」 と引いてしまう一般消費者も、ちゃ~んと “市場からのシグナル” を見逃さずにキャッチしてるんですネ! ちなみに、ex-カレシに貰った貴金属も、ここにきて一気に「換金」されているようです・・・よ?!


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