為替レートは単なる数字?


数字を比較のためのツールでしか見ていない自分に気づきました。株価や為替レートも、昨日の終値や数秒前のプライスとの比較対象でしかなく、キーボードが壊れて買ったPCも同機能機種のメーカーと量販店の選択手段に「値段」を見ていました。
よく「株式の外人買い」と聞きますが、「外国人株主の国籍は90を数える」 と聞いただけではピーンときません。でも、「成田国際空港に乗り入れている航空会社は38カ国・地域」(日経新聞・6日) と比較対象できるデータが加わると、「へ~え、本当に多くの外国から東京株式市場に資本が入ってるんだ」 と思えてきます。
外国為替取引も同じように、現在の為替レートだけを見ていても「買いたい・売りたい」とはインスピレーション(inspiration)も湧いてきません。でも、「昨日はいくらだっけ? 明日はいくらになるだろう?」 ・ 「ドル円は? ユーロ円は? じゃあ、ユーロドルは?」 と複数の比較データがなければ、売買の判断はつきませんよネ。
ここで、FXCAFE.NET “What’s New” に掲載の ― キャッシュレスの国 ― をご紹介しますネ。 それは 「軍隊の次は、現金が消える?」 (gooニュース/産経新聞/OCT10) という衝撃な見出しでした ・・・ 人口30万のアイスランドは、世界でも珍しい非武装国家で、防衛は警察とNATO頼み。現金流通量は対GDP1%で、最も現金を使わない国なのだそうです。デビットカードは12歳から、クレジットカードは18歳から持てて、逸話として 「04年12月のインド洋大津波で、同国政府は5日間で被災地にいた自国民を完全に把握」していたとか!? ”中央データベース(CDB)” というシステムで、「誰が、いつ、どこで、何を買ったか」 そんなことも瞬時に追跡できる仕組みが整っていて、「脱税や闇市場も駆逐できる」 ようです。 ただし、「妻に内証のおカネ? そんなことしたら、すぐばれちゃうよ」 と市民は苦笑い ・・・。
日本でも急速に普及する “おサイフケータイ” や “ICカード” の利用が “いいのか? 悪いのか?” ・・・ 便利さと不便さが同居するキャッシュレス・システムについて考えさせられました ・・・ ところで、アイスランドの政策金利は「13%」を超えてるそうです。


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