23日から米国の年末商戦本格化!?


「11月と12月は年間の小売売上高の二割を占める」 といわれる米国の個人消費の動向に、市場関係者の関心が集まっているようです ・・・
今日の東京外国為替市場 ― ドル円は、一時108円台と2年5カ月ぶりの高値水準 ・・・ 東京株式市場でも日経平均株価は終値で373.86円安の14,837円66銭と、終値で1年4カ月ぶりの15,000円割れとなる年初来安値更新。とどまることのない金融市場の悪化に、目を覆いたくなるばかりですよね。
・・・ 米国の「年末商戦は例年、Thanksgiving Day(11月の第四木曜日) の翌日・金曜日に始まる」ようです。ところが、今年は「住宅価格の下落、ガソリン価格の上昇などで、消費の押し下げ要因が相次ぎ、年末商戦の不振も予想」 ・・・ でも「個人消費に悲観的な投資家が増えている分、売上高が市場予想を下回らなければ、逆に安心感が広がる可能性もある」 一発逆転を願いながら、全米小売業協会が25日発表する消費者調査を注目してみます(日経夕刊「あすの勘どころ」一部抜粋・21日)。
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(21日午前のBlog) 
― 500円タクシーの行方? ―
昨日のBlogで、日本のタクシー行政をちょっぴり褒めちゃいましたが、失敗! でした ・・・ 今朝の日経新聞朝刊の「タクシー、消費者置き去り」という記事を読んで、「新規参入規制強化」・「増車を禁止」する動きを危惧してます。
バブル時に、タクシーの乗車拒否を経験した方も多いかと思います ・・・ 深夜、空車がまったく走っていなくて、タクシー乗り場には長蛇の列。六本木あたりでは、やっと停まってくれて後部座席から「上野まで」と行き先を告げると、「な~んだ、長距離じゃないんだ」といかにも嫌そうに、飛行機の離陸か? と背もたれに叩きつけられ猛発進 ・・・ あの当時に逆戻りするのはまっぴらです。
02年の規制緩和で、500円タクシーもお目見えしたり、黒塗りの車体でグレードの高いタクシーが増え、もちろん空車に出会うまでの時間は極端に短縮 ・・・ まさに小泉内閣の消費者の視点に立った構造改革でした。 ところが今回、運転手さんの労働条件悪化を理由に、タクシー料金の値上げと「増車・新規参入の禁止」で “規制の復活” というから、その記事とタイトルに目を疑いました。まさに自由化の逆行! 
よくタクシーの運転手さんには “一匹狼的・個人事業主的” に仕事されてる方が多いと聞きます。長年の経験で、乗車を待つ客がいそうな場所を暖めている運転手さんや、車内では話題豊富に面白い旬な話を聞かせてくれる運転手さんもいます。そういった運転手さんの売り上げは、極端に減ってはいないとも聞きます。むしろ会社の総売り上げの低下に、規制見直しは始まっているのでは?
未だに「チケット」を口にする運転手さんなど、創意工夫もなく、長距離の顧客(法人顧客)をターゲットにした営業姿勢に問題あり! とみます ・・・ ゴルフのプレー料金や携帯電話の契約など、大口顧客である法人向け料金体制を基準にする姿勢から、個人顧客を対象にした価格形成への転換こそが、業界復活への一歩であると思うのですが・・・。 利用する乗客のメリットを視点にすれば、むしろ世界的に見て高すぎるタクシー料金は引き下げ、利用率を高める策の方が、売り上げに結びつくのでは?! 街中を走るタクシーの中には、運転未熟のうえに、行き先を告げても場所が分からない運転手さんにも遭遇してしまいます。ともかくも、業界いっせいに、”横並びの料金” を復活させるのはいかがなものでしょう!?


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