H2Aの成功で考える日進月歩


大型ロケット “H2A” 14号機(宇宙航空研究開発機構)の打ち上げ成功! (成功率=93%) ・・・ そのお値段は110億円。 搭載した超高速インターネット通信衛星 「きずな」 の開発費370億円 ・・・ だそうです。
「きずな」 は、遠隔地(離島)を結ぶ医療や授業、災害時に壊れた通信網の代替手段となる高速回線(光ファイバーの1.5倍から最大で12倍の速度)として、技術的な実証試験を行う衛星だそうですが ・・・ でも、企画・開発から既に8年。 搭載されるあらゆる素材は、急速に進む技術革新で、既に古いものとなってはいないか? と思うと、先に事故を起こしたイージス護衛艦「あたご」も、建造計画当初には最新だったかもしれない機材も、今では漁船に搭載のGPSや私のパソコンや液晶テレビの性能に比べても、劣ったものでは? そんな気もします。日進月歩の通信技術・素材性能が、企画から実際に世に出るまでの時間差を考えると、いかにギャップを埋める・短縮できるか? 大変ですよネ。
・・・ 極端な話ですが、未来都市を題材にした映画では、車は空中を飛んでるし、海底都市で人は暮らしてますよね。 そんな将来像を描くと、はたして今、狭い日本の国土に高速道路や新幹線整備に費やすエネルギーが未来につながるのか? 何~て、思えてもきます。それよりも、わたし的には、風景の美化の観点から、また “春一番” や積雪・台風による停電に備えた “電柱の地中化” 事業を進めた方が、実生活に役立つのではないか! と思ったりします。
そんな中で、「東大支援へ120億円基金」(日経夕刊) ・・・ 民間企業15社による 「信託基金」で、期待運用利回り3.5%に設定した収益を東京大学に寄付する “人材育成基金” の創設 ―― 米国ハーバード大では3兆円の基金があり、4千億円の運用益を計上。英国ケンブリッジ大ではビル・ゲイツ氏の寄付で250億円規模の基金をもとに、毎年230人の留学生を招いてるようです。経済界が行う将来を見据えた社会貢献は、どんどん広がってほしいですネ!


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