G8は肩透かしで明日のFRB議長と財務長官に注目?


「地球温暖化ガス排出量を2050年までに半減 ―― 長期目標を世界全体で共有し採択を求める」 ことに合意した洞爺湖サミット ・・・ その先には、国連での採択に向けたさらなる努力が必要なようです! ・・・ と、ここまではエールを送りたいとこですが、日経朝刊でビックリするような指摘が ・・・ 実は、「基準年を決めてなかった」!? ・・・ 何とも間の抜けた話ですが、いつの時点からの“半減”かが決まってなければ、あってないような “合意” になってしまったのでは? 
それでも、新興国を交えた16カ国の排出量は、世界の80%にのぼるそうで、その各国が “温暖化の危機” をあらためて認識・共有できたことに開催の意義はあったかも! ・・・ それにしても、半減を “達成できていなければ?” 当事者へその責任追及ができないほど、あまりにも長いスパンでの合意に、”成果” と言えるかは ・・・ “ ? ” ですネ
さて、前日のバーナンキFRB議長の 「証券会社向け貸出制度延期と破たん処理制度の整備」 や、今日夕方のトリシェECB総裁が議会で述べた 「インフレは懸念されるレベルで、成長に下振れリスク」 でマーケットは反応したように、為替相場はサミットよりも金融当局者の言動に “敏感” であることだけはハッキリしました! あすはまた、バーナンキFRB議長とポールソン財務長官の議会証言もあり、為替市場はサミットで肩透かしされた分、再び注目ですネ!

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[09日朝のBlog] ―― 資源物を出す前に見つけたECBの一部 ――
「ECBの政策決定の仕組みは?」 ・・・ 資源物の回収に備えて新聞を整理してたら、そんなタイトルが目につきました。日経新聞4日朝刊の “Q&A” ・・・
(1) 理事会には総裁・副総裁・ECB幹部 + ユーロ圏15カ国の中銀総裁の計21人が参加。
(2) 自由な発言を促すため、理事会の内容は非公開が伝統。
(3) FOMCや日銀と違い、議事要旨を公表しない代わりに、理事会終了後に総裁は記者会見を開き、声明を読み上げたうえで記者の質疑に応じる。
(4) 会見の模様はインターネットで中継され、質疑応答の内容はECBのHPに掲載される。
(5) 欧州中銀法(根拠法)で 「主要な目的は物価の安定」 と明記され、景気対策を優先することを禁じてるため、ECBはインフレ対策にこだわる。 第一次世界大戦で、超インフレが社会不安を招いた反省が背景にある。
・・・ なるほどネ! 知らなかったことばかりでした。


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