円上昇の新説とランダムウオーク?



今日の日経夕刊 “プロに聞く目からウロコの投資塾” (マーケット総合1面掲載) の 「市場の経済物理学入門編」 は凄かった!
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「――では、金融市場のゆらぎからは何が見つけられるのでしょうか? 市場価格の変動は、コインの裏表で上がり下がりするランダムウオークに似ています――。
市場での取引は一定の間隔で発生せずに、ランダムに間隔がゆらぎますが、その特徴に、円ドル市場の場合、過去2分間程度の取引間隔の平均値を基準にしたランダムな取引の発生になっているのです。 何かの理由で取引の間隔が短くなると、取引に参加しているディーラーは、それぞれの体内時計の進み方を速くしてそのペースに合わせ、逆に、取引がまばらになると、自分のペースもそれに合わせてゆっくりにするというわけです。
その結果、市場全体の取引の発生頻度は、同じ時間帯で比較しても、非常に活発なときと、かなり閑散としたときがあることになります。 おもしろいのは、そのようなマクロな取引量の変動が、実は、それぞれのディーラーが直近の過去2分間くらいのデータしか見ていない、ということだけで矛盾なく説明できることです」 [日経夕刊/一部抜粋]
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この理論は、アインシュタインの 「水がツブツブの分子から構成されてるならば――」 から導かれてるというから二重のビックリ。 チャートは見れど、売買の瞬間には、数十秒・数分前の為替動向を基に決断してる自分にピッタリ! でした。 連日繰り広げられるこのコラムを読むと、”FXは物理学だ” と思えてきます!
凄かったといえば、今日の東京株式・為替市場も異様でした。午前でBlogしたように、アッという間にバブル経済崩壊後の安値を更新か? と思わせる日経平均株価に、円全面高で、私の資産運用を完全に否定された気分になっちゃうほどの株安・円高 ・・・ 「債権国の通貨が買われ、債務国の通貨が売られる」(Nikkei) 資金を引き揚げる過程で起こる “債権国通貨・円” の上昇で稼ごうととする傾向は、いましばらく継続されるんですかネ!?
●.。・+゜゜+・。 London Forex Market (19:20) 。・+゜゜+・。.●
USDJPY=97.70-75。 EURJPY=125.35-40。 GBPJPY=158.55-60。 EURUSD=1.2830-35。
●.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary (17:00) 。・+゜゜+・。.●
USDJPY=97.68-70円(96.85~98.33)。 EURJPY=125.22-26円、一時123.35円と02年12月の水準。 GBPJPY=159.40-45円。 EURUSD=1.2819-20ドル(1.2727~1.2863)。
日経平均株価終値: 213.71円↓2.46%の8,460円98銭、一時下げ幅が600円超に拡大。
上海総合指数: 20.261↓の1875.561と06年11月以来の安値水準。 台湾・加権指数: 132.08↓の4730.51と03年6月以来の安値水準。 ハンセン指数: 506.11↓の13,760.49と05年5月以来の安値水準。



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