実は日本が最もダメージ受けてた?


「失望するにはまだ早い、米金融再生――」 と昨日の日経ヴェリタスは特集を組んでました。 確かに “100年に1度の津波” の被害を、1年や2年そこらで “金融システム再生・経済危機回復” を図るのは、期待されるオバマ大統領でも無理な話。
ただ、ガイトナー米財務長官の華々しい経歴の中には、「日本を熟知し、さらにLTCMの破綻に立ち会ったり、昨年3月にはベアー・スターンズ救済劇を演出したりもし、危機体験の豊富さはだれにも負けない」 と評価あるだけに、日本が経験した「失われた10年」よりもスピード感は速く “金融・経済は救済” されるのでは(?) ・・・ とポジティブなマーケットマインドの変化にも期待したいとこ。
ところが今朝、内閣府が発表した08年10-12月期のGDP ・・・ 「10-12月GDP、年率12.7%減 35年ぶり急減」(NikkeiNet)、「GDP35年ぶり大幅ダウン、10~12月期に3.3%減」(YomiuriOnline) ・・・ ちょっと衝撃的な見出しで、「輸出は過去最大の落ち込み、個人消費、設備投資も大きく減り、日本経済は内外需が総崩れの状態 ―― 深刻な景気後退に入った」 と言い切った日経。
さらに、「米国の実質GDPは、ほぼ27年ぶりとなる年率3.8%減。 ユーロ圏は99年のユーロ導入以来最大となる同5.7%減 ―― 日本の落ち込みは米欧をはるかに上回った」(asahi.com) ・・・ 実は、どこの国よりも日本が “金融・経済危機” の影響で、実体経済にダメージを受けてるかもしれない?  米国の金融安定化法や景気対策法案よりも、日本の政治が動いてるように思えない “スピード感のなさ” の方が気になりません? 
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
    (13日17:00)  ⇒  (11:00)
USDJPY = 91.17-20 ⇒  91.65-70
EURJPY = 117.91-95 ⇒ 117.20-25
GBPJPY = 131.85-90 ⇒ 130.65-70
EURUSD = 1.2930-33 ⇒ 1.2785-90
◇ 日経平均株価(11:00): 16.37↓0.21%の7,763.03円。 TOPIX: 5.00↑0.65%の769.59。


バナーワイド

TOPへ