初のBRICs首脳会議の見どころ


初の “BRICs首脳会議” が16日、ロシアで開催されますが ・・・ このブラジル・ロシア・インド・中国という4カ国メンバーって、あらためて “凄い!” と思わせる記事が、日経ヴェリタスに紹介されてました。
…………………………………………………………………..
(1)4カ国合計の総人口は世界の半分近くを占める
(2)2008年までの10年間の年平均の実質経済成長率は中国が10%に迫り、インドとロシアも7%前後、ブラジルは3%強と成長が期待される巨大市場
(3)外貨準備高は4カ国合計で約2兆9000億ドルと、世界全体の4割を超す
(4)いずれも豊富なエネルギーや鉱物資源を抱える資源大国
…………………………………………………………………..
そんなBRICsは、「日米欧中心のG7では発言権が小さすぎるという不満も共通で、先進国では今回のBRICs首脳会議を、”裏G7サミット” と評する向きもある」そうです。
気になるのが、「ドルの基軸通貨制の見直し論議」 の浮上ですが、なんと「中国の外貨準備のおよそ3分の2、ロシアも5割近くをドルで運用しているのが現実で、ドルの意図的な信認低下は、自らの首を絞めかねない」(>_<)
・・・ だからこそ逆に 「ドルに代わる基軸通貨、準備通貨の創設」(*) を急ぎたいんでしょうネ! 共同声明の内容によっては、為替相場に波乱も(?) とBRICs首脳会議の前日に開催の、上海協力機構首脳会議(中ロ+中央アジア諸国+インドもオブザーバー参加) とともに、どこまでエマージング‐マーケット(Emerging Market)のパワーを世界に見せつけるか!? 今週の為替動向の起爆の起点にもなりそうですネ(^_-)☆
(*) 国際通貨基金(IMF)の準備資産で、ドル・ユーロ・円などのバスケットで構成する合成通貨単位のSDR(特別引き出し権)をドルに代わる基軸通貨に育成する構想。 一方、中国とブラジルは相互貿易にドルを使わず、互いの自国通貨で決済する取り組みに合意。 さらにロシア財務相は、「ドルに代わる国際的な準備通貨には人民元が最有力候補」とも述べている。IMFでの発言権の強化も狙った動きともいえる。(出典: 日経ヴェリタス)

\FXCAFE®NET/ ・ \FXCAFE®JP/ ・ \FXSPOT®NET/ ・ \FXカフェ®談話室/

◇ ◆ ◇ ◆ ◇
[14日昼のBlog] ―― ズバリ、日銀決定会合の見どころは… ――
日銀金融政策決定会合があす・あさって開催されますが、政策金利はマーケットに憶測の隙を与えず据え置きでしょうが ・・・ そこで見どころとなるのが、「昨年9月のリーマン・ショック以降、ドル資金供給や社債、コマーシャルペーパー(CP)の買い取り、CPなどを担保にした金融機関への低利での資金供給(企業金融支援特別オペ)といった “異例の措置” は小休止(?)」 ・・・ 今日の日経ヴェリタスに、”日銀の苦悩” を解説する記事が・・・
…………………………………
前回(5月21-22日)の決定会合では、景気の現状判断を 「悪化を続けているが、内外の在庫調整の進ちょくを背景に、輸出や生産は下げ止まりつつある」 とした。 今回は輸出や生産の持ち直しの動きを反映し、判断をさらに前進させるとみられる。
「最悪期を脱したか? 白川方明総裁の言うところの “偽りの夜明け” にすぎないのか?」―― マーケットに現状判断だけをもって、”日銀は景気に楽観的” と受け取られれば、市場の “熱狂” をあおりかねない。
日銀が景気判断を改善させれば、「”異例の措置” の期限は延長されずに9月末で打ち切り(?)」 と考える市場参加者が増えそう ―― 打ち切りで金融機関が資金繰りに不安を持つようになれば、ようやく落ち着いた市場の波乱要因にもなる。
日銀は、”出口” に敏感になり始めた市場参加者の意識を刺激しすぎないように、「楽観をあおらず、危機をたきつけず」 細心の注意を払い始めている――。
(日経ヴェリタス/一部抜粋)
…………………………………
日経平均株価が1万円台を回復した中の決定会合で、政策委員の心中も察しますが、この記事の起承転結で、「梅雨の晴れ間。不安げに空を見上げる人々に、どんな声をかけるべきだろう。『傘を忘れずに』か。 それとも『晴れ間を楽しんで』か」 と、気象庁の梅雨宣言も傘いらずの東京のお天気を表現した “起” で読者を引き込み、「政策委員の苦悩の結晶が、梅雨入り間もない今週16日に明らかになる」 と “結” するプロのセンスに、憧れちゃいますo(^-^)o


バナーワイド

TOPへ