システムトレード拡大と通貨下落は金との対比? (2)


先ほどBlogした日経ヴェリタスの “見出しだけで、読みたくなる” 記事Part2 o(^-^)o
………………………………………………………………….
◆ 今週は ―― 8月の小売売上高、ニューヨーク連銀の景気指数、住宅着工件数などが発表される。 焦点は「事前予想を上回るか」 ―― 予想以上の内容なら株価の押し上げ、景気回復シナリオは市場にある程度は織り込まれてるだけに、事前予想とあまり変わらない内容だと利益確定売りの口実にされかねない。
気掛かりなのはドルや原油などの動向。 先週はドル建てで取引される原油価格にも上げ圧力がかかる場面があった。 自動車社会の米国では、原油価格が個人消費などに与える影響は大きく、原油高が一段と加速するようだと “株価の売り材料” と受け止められる恐れも――。
◆ 先週、金価格上昇の背後にあったのが、基軸通貨ドルを中心とした通貨価値の揺らぎ ―― 金は2つの特徴を持つ: (1)原油のように消費されず、紀元前から人類が産出した量の大部分が地上に在庫(08年末時点で16万3000トン)として積み上がっている。 (2)今も主要国で決済手段と認められている通貨の顔。
鉱山技術の進歩で金の地上在庫は過去30年で2倍近くに増えた ―― 株、債券、預金を合わせた世界の金融資産は米国の住宅バブル崩壊が始まった2007年10月時点で187兆ドル(1京7000兆円)と90年の4.6倍に増えていた。 金の地上在庫は増えたとはいえ500兆円にすぎず、膨張したマネーとの対比で金は希少性を高めた。
08年の世界の新産金量は資源枯渇や開発コストの上昇で2416トンと96年以来の低水準に落ちた。 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が5日、財政拡大や金融緩和の継続で合意すると市場には 「金の買い安心感」 が強まり、金との対比で通貨価値の下落が続くと、週明けから値上がりが加速した。
◆ 外国為替証拠金取引(FX)で、「システムトレード」 が広がってる ―― 背景には、個人投資家は足元の円高や世界的な金利差縮小で、金利狙いの外貨買いから、為替差益狙いの短期売買に切り替えていて: (1)相場観にとらわれず、投資判断を電算プログラムに委ねる (2)感情に流されて売買のタイミングを逃すような事態が避けられる (3)相場動向を常に気にする必要がなくなる。
ひまわり証券は「エコトレFX」を提供し、ドル/円など8種類の通貨ペアで合計130種類以上の売買プログラムを用意。 FXCMジャパンは「らくちんFX」を提供し、取引口座数は現在7000に達している。
「システムトレード」 は多種多様で、利用者は過去の過去の損益や勝率などを比較したうえで好みのプログラムを選び、その後はプログラムに基づいて自動的に売買が実行される(*)。 ただ、選んだプログラムによって自動売買の運用結果に大差が生じる可能性がある。 プログラム任せにして取引状況を長期間確認しないと、思わぬ損失を被る恐れがある ―― 「1日に1回はチェックを!
◆ 金融庁が決めた外国為替証拠金取引の証拠金倍率(レバレッジ)規制は、従来考えられていたよりも影響が大きい ―― 見落とされがちなのは、規制は取引開始時だけでなく取引しているあいだ日々適用されること。 相場が変動しても上限を突破しないようにするには一定の 「のりしろ」 が必要で、規制より低い倍率で取引を始めざるを得なくなりそうなのだ。
重要なことは 「証拠金倍率」 の定義。 内閣府令では、単なる取引開始時のレバレッジではなく、取引期間中も維持しなければいけないレバレッジと定められている。 ちなみに、金融庁によれば、業者は上限が守られているかを毎日少なくとも1回はチェックする必要があるという。  [日経ヴェリタス/一部抜粋]
………………………………………………………………….
「システムトレード」 は、どれだけ予想外の経済指標の数字や要人発言、金融政策の変更など突発的なことに対応できるのかは疑問ですが、ただ、経済指標、株価・原油・金の相場動向との相関で、今週も為替相場は大きく動きそうですネ(^_-)☆
・・・ ところで、証拠金倍率ぎりぎりの証拠金でFX取引してるトレーダーなんて、いませんよネ┐(´.`)┌? ちゃんと変動リスクをカバーする証拠金は、あらかじめプラスしてますよね(б。б)☆゛

\FXCAFE®NET/ ・ \FXCAFE®JP/ ・ \FXSPOT®NET/ ・ \FXカフェ®談話室/

(*) 自動売買機能はないが、売買シグナルを知らせるサービスもある。


バナーワイド

TOPへ