あす「市場vs財務省」介入バトルが幕開け?


「EU委員会が、英国に財政緊縮を求める意向」 と報じられ、夕方からあれよあれよとポンド先導でユーロも買い進められてるけど ・・・ 今日の東京外為市場では、意外と堅調だった「円」(USDJPY=89.97~90.50)。 その背景に、あすの日銀・金融政策決定会合の “追加緩和見送り” を先取りで、「機関投資家などが “円買い” に動いてた」(NikkeiNet) ・・・ そんな見方があったようです!
そもそも、5日の日経朝刊がスッぱ抜いた 「日銀、追加緩和を検討」・「新型オペ拡充軸に」 をきっかけに、円売りがイヤに盛り上がっちゃったことに始まったこと。 1ドル=88円台から先週末には91円台ワンタッチまで駆け上がったところで、「あれ?」
週明けの昨日、政府が発表した “3月の月例経済報告” では、「着実に持ち直してきている」 と景気の基調判断を8カ月ぶりに上方修正で、冷静に 「追加緩和って、本当にあり?」
・・・ 先週にBlogした 「日銀が市場を裏切る場面を期待した~い!」 を真に受けて、新型オペ拡充へ日銀は動かない、な~んてさすがに思ってませんが、「菅財務相(政治プレッシャー)、破れたり」 ともなれば、”円買い筋の出動” で、近い将来 “マーケット vs 政府(財務省)・日銀” の市場介入を巡るバトルが見られるかもネo(^-^)o
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.◇
    (15日17:00) ⇒ (09:00) ⇒ (17:00) ⇒ (20:00)
USDJPY = 90.71-74 ⇒ 90.32-33 ⇒ 90.27-30 ⇒ 90.60-65
EURJPY = 124.62-66 ⇒ 123.50-54 ⇒ 123.35-39 ⇒ 124.05-10
GBPJPY = 137.45-50 ⇒ 135.90-95 ⇒ 135.45-50 ⇒ 136.80-85
EURUSD = 1.3736-39 ⇒ 1.3673-75 ⇒ 1.3662-65 ⇒ 1.3685-90
◇ 日経平均株価終値: 30.27円↓0.28%の10,721円71銭。 TOPIX: 0.81↓0.09%の938.10。

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[16日昼のBlog] ―― 一夜限りの「ドル買い/円売り」予測 ――
わたしの睡眠時間を奪った未明のドシャ降り雨も止み、何と朝からは快晴の東京 ・・・ 外為市場では、毎度お騒がせのFOMCを今夜に控え、また、久々に主役級に抜擢された日銀金融政策決定会合(16-17日)とも重なって、ポジションの持ち高調整する賢明な流れが進んでるようですネ(*’-^)☆
ただ、睡魔に襲われながらも直感で未明にBlogした「アジアでは買い戻し相場」の予想は、まさに寝言になっちゃって、微妙な為替レートの推移になっちゃってますが… ┌(_ _)┐
さて、主役のFOMCでは、「声明文から “例外的に低い” が削除されるかどうか」 で政策金利の引き上げ時期を占うのがポイントで、削除されれば “利上げ観測台頭” でドル買い/円売り ・・・ 一方、表現が維持されたら、一時的にはドル売り/円買い先行があっても、「次回こそ削除」 とやっぱりドル買い/円売りへ反転(?) と超短期のドル円の展開を描いてみました。
でも、それも一夜限り ・・・ 日米金利差の拡大の思惑から、円は軟調に推移するかと思いきや、中国の金融引き締め懸念や英国の政局の先行き不透明感、さらに前日Moody’sが指摘した格付けリスクの高まりなどの材料が「円買い要因」として見直され、日銀の「追加緩和」はあっても織り込み済み、なかったら “失望” から、イベントあとの週後半は「円買い優勢」っていう第2幕のシナリオもできちゃいました(^_^)v
さらに、EU財務相理事会では、ギリシャ支援策の合意も、万が一に備えたセーフティーネットを整備しただけで、根本的な財政不安解消までには「時間がかかる」とユーロ売り基調復活┐(´.`)┌?


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