G20は「手腕をアピールする舞台」?


今週の為替相場をひと言でいうなら 「方向感なし」 ・・・ 週末のG20財務相・中央銀行総裁会議(18-19日@パリ)を控え、再び 「ドル基軸通貨体制の見直し」 っていう“お題”浮上っていう見方もあり、ドルの持ち高調整の動きが見られるかも(*’-^)☆
その注目される “G20” について、面白い見方を日経ヴェリタスが掲載してました。
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議長国フランスのサルコジ大統領は、持論の 「ドル基軸通貨体制の見直し」 を、G20の主テーマに据えると表明、今回の会合はそのキックオフとなる。
米国には、国際通貨問題を取り上げる真の狙いが「人民元問題の解決にある」―― ドル基軸通貨体制の見直しという大義名分で中国を議論に巻き込んで国際的な責任を担わせ、人民元の交換性と変動性の自由化を一段と進めさせようという戦略。
米国は今年1月の中国国家主席の訪米時に、人民元をIMFの特別引き出し権(SDR)の構成通貨に加えようと提案、合意している。 現在のSDR構成通貨はドル、ユーロ、円、ポンド。ここに人民元が加わることは国際通貨として認知されることを意味しており、中国はプライドをくすぐられたはず。
もっとも、SDRを構成する「国際通貨」には他通貨との交換の自由や、完全な変動相場通貨であることが求められる。議長国フランスは今回のG20でもこの問題を取り上げるとしており、米国と呼応した中国引っ張り出し策の第1弾になる。
また、(エジプト・中東の不安定な情勢がもたらしかねない)資源・商品価格の上昇リスク抑制のため、G20で 「予想を超えた大胆な価格抑制策」 が打ち出されることも視野に入れておいた方がいい――。
(日経ヴェリタス/一部抜粋)
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・・・ 「2012年に大統領選を控えるサルコジ大統領にとって、G20サミット(11月)とフランスで開くG8サミット(8月)は、国民に自らの手腕をアピールする最高の舞台」 ともいわれ、今年は政治が為替相場を動かす年になるかもネ┐(´.`)┌
85年のプラザ合意は、ドル高是正のために当局が “直接的” 協調介入でマーケットをねじ伏せたけど ・・・ 最近の通貨国際会議は、「SDRをドルに代わる基軸通貨に」 という中国の主張を逆手にとって、“間接的” に人民元の「人民元の交換性と変動性の自由化」をジワジワ迫る戦略があからさまに見えてきた\(+×+)/
そんな中で、将来的な “円” の立ち位置は? ・・・ ルーブル合意の再来はイヤだけど、人民元切り上げに合わせて円は買われる? それとも、人民元の存在感に呑み込まれ、埋没しちゃう(+。+)~~

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