通貨マフィア会議より「日米首脳会談」(1)


いきなりですが、『みえた 100円への道 ―― 要人発言の裏にある円安のうねり』 っていう見出しが、日経ヴェリタスのトップに(たぶんG20閉幕前の記事とは思うけど)躍ってましたネ!

「“Buy on Dips” … 『(ドルの)押し目買いを入れろ』 が海外投機筋の間で合言葉になっている ―― 昨年10月のIMF総会@東京で、あるヘッジファンド担当者は、“これ以上円買いを仕掛けるなら為替介入で対抗” と日本の通貨当局者にいわれ、潮目の変化を確信した」

『ここにもある円売りの理由』 っていう記事では ・・・
◆ソフトバンクのスプリント・ネクステル買収を含め、日本企業による海外企業の買収(M&A)は2012年に515件と22年ぶりに過去最多を更新し、総額は7兆3389億円(北米=過去最高の4兆円強)。 貿易赤字7兆円と合わせ、企業によるドル買い・円売り需要が大きかった。
◆シェールガス・オイルなど海外エネルギー権益の収得を目的とした協調融資で、円資金が海外へ流れやすくなってる ―― 日銀は新しい貸し出し増加支援制度で、6月ごろから無制限で資金を貸し出すなど、M&A案件への融資が増えれば円売り需要にもつながる。
◆東京外為市場の取引量2割を占めるFXでも、FX大手6社で、2月13日時点のドル買い円売りの建玉が5100億ドルと円安局面が始まる12年10月末比で37%増加 ―― 生保などが今後、ヘッジなしの外債投資を再開すれば円安圧力としてジワリ息の長い円安基調の流れに…

そして、もしかしたら閉幕したG20・通貨マフィア会議@モスクワ よりも円相場の先行きを左右させそうな 『22日の日米首脳会談』@ワシントン に注目(^o^)/

・・・ 「2001年3月19日の “森-ブッシュ会談” では、米産業界に円安批判が渦巻いてた物の”不良債権処理を含む構造改革・規制緩和”を条件(?)に、米政権は円安問題を封印し、事実上黙認。 年初には115円だったドル円は、一気に126円台まで円急落

―― 当時の懸案は不良債権問題だったが、さしずめ今回はTPPへの参加問題。 7月の参院選をにらみ、ここで円安・株高の機運に水を差されては元も子もない ―― “安倍-オバマ会談” では、米国がどこまで歩み寄り、円安にお墨付きを得られるかが “カギ”」(日経ヴェリタス/一部抜粋) となって、この先の円のトレンドを決定付けそう(*゚ー゚*)

余談 ・・・ もう1つの一面記事の 「安倍首相は資産バブル志向 ―― アベノミクスの “本丸” は不動産市場」 って、バブル再来を連想させる内容には、不気味さが(+。+)


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